大正5年、河川にかわり木材運搬の森林鉄道が、木曽の山を走る。当時の蒸気機関車は、石炭を木片に変えて、モアイ像の帽子のようなスタイルの煙筒で、煙突内で渦巻きの気流を発生させ、火の粉を下に落とす方式で当鉄道のオリジナルだった。当森林が全国初の自然休養林として公園に変更後、森林鉄道も観光用に復活し、その蒸気機関車も当公園内で公開される。
長野県木曽郡上松町小川 小川入国有林
TEL:0264-52-1133 (上松町観光協会)
右隻には日本に到着した黒い南蛮船、南蛮寺に向かうカピタン・モールの一行、左隻には白い唐船が入港する中国の港町描く。大変珍しい。 商人、役人、見物人、宣教師、眺める僧侶、遊女など、賑わい細部まで丁寧に描きながら調和を取る。慶長年間(1596-1614)に、狩野派正系の画家、狩野孝信(1571—1618)の作といわれる。 日本と中国の港、屏風の間に旅が観える。
長良川を見下ろす金華山。金華山辺り一帯は、大昔は海だった。長期間の地殻変動で盛り上り、急な斜面が切り立つ岩山となる。現在約700種の植物と60種の鳥が生息。ロープウェーで古代から残る自然の気を感じ、山頂から、美濃を制するものは天下を制す、の信長の気概も楽しむ。老松蒼鷹を描いた日本画家の川合玉堂(1873-1957)も、長良川を愛し多くの絵に描く。
岐阜県岐阜市
TEL:058-265-4141(岐阜市観光コンベンション課)
司馬が求めた「この国のかたち」には、答えはなかった。しかし日本の見方はとりわけ神道的なものを重視し、これを「真水」とみなす。それは教義などはもっていないで、本居宣長ふうにいえば、日本の神奈備が真水なのである。若返る若水を何度ものめるところ。
司馬遼太郎 文春文庫
Tags : 赤沢森林鉄道長野県
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