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千曲川

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千曲川

信州長野の盆地には、気温に比べて水温が高いので川にそって霧が発生しやすい。また景観を神秘的にする。千曲川沿いの千曲市姨捨の棚田は月の名所。対岸の鏡台山からのぼる名月と月影を宿す棚田は、古来より田毎の月と呼ばれ人々の心を慰めた。その絶景は松尾芭蕉も句に詠み、星空の下川に沿う夜景が善光寺平まで広がる。

姨捨の月

長野県千曲市

TEL:026-261-0300(信州千曲観光局)

東博百選

秋草蒔絵見台(ケンダイ)
安土桃山時代 16−17世紀 東京国立博物館蔵

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本を読む見台の表面に、菊、ノギ(芒)・萩・桔梗などに、桐紋を重ね描き、 金銀を蒔いた部分のみ、漆を塗りかぶせ研ぐ。高台寺蒔絵。高台寺蒔絵は太閤秀吉(1537-1598)の冥福を祈って北政所が京都・東山に造営した寺に由来。 描写よりデザイン化、伝統的な蒔絵の技法を簡略化し、桃山という進取の時代に、斬新に表現。

畿内七道

芭蕉の年譜

大垣市奥の細道むすびの地記念館

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“この道やゆく人なしに秋の暮れ”、大阪・南御堂前花屋で芭蕉が亡くなる4日前の句。当館では、芭蕉紹介コーナーとして、芭蕉の年譜や4回にわたり来垣した年表、芭蕉と関係した大垣の俳壇「谷木因」等の資料を展示し、奥の細道の旅の様子が復元される。愛した船町大垣で詠めば”人声やこの道帰る秋の暮れ”かもしれない。

〒503-0923 岐阜県大垣市船町2丁目26番地1

TEL:0584-84-8430

千夜千冊

北原白秋集

北原白秋集「この道はいつか来た道、ああそうだよ、あかしやの花が咲いている」三好達治だったか、白秋の作品では童謡が最もすぐれていると言ったのは。白秋は昭和の戦争の渦中、ひたすら日本回帰の人となり、日本語だけがもつ風来ばかりに耳を澄ませていたように思える。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

北原白秋
角川書店

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