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尖石縄文考古館

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尖石縄文考古館

「ここで、国宝縄文のヴィーナスに出会う」—茅野市棚畑(たなばたけ)遺跡から出土の約4000~5000年前縄文中期の国宝土偶の国宝土偶。全長は27cm、重量は2.14kgの大型土偶で、一般の壊された土偶とは異なり、完全な形で埋められたもの。頭頂部が平らで円形の渦巻き文もある。表面はよく磨かれて光沢があり、粘土は雲母が混じり金色に輝く。まさにヴィーナス。 当館は、八ヶ岳山麓・霧ヶ峰山麓の尖石遺跡の史跡公園内にあり、縄文時代の遺跡から発掘された文化財や資料を展示する。

土偶 縄文のビーナス

〒391-0213 長野県茅野市豊平4734-132

TEL:0266-76-2270

東博百選

土偶(左前) 山梨県御坂町上黒駒(ミサカチョウカミクロコマ)出土 宮本直吉氏寄贈
縄文時代(中期) 前3000—前2000年 東京国立博物館蔵

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土偶(左前)山梨県御坂町上黒駒出土

春の桃の花まつりで有名な山梨県の笛吹市で出土。奇怪な顔と形の上半身。 目尻が鋭く吊り上がり、人の顔というより獣の顔。この顔の表現は中部の高地や関東地方西部で、縄文中期土器の人面がつく取っ手、人面把手(ハシュ)に共通する。 また胸に当てられた左手の三本指のサイン。同様に、この時期の土器につけられる、人体や動物の装飾にみられる。

畿内七道

石室紬書(せきしつちゅうしょ) 内藤湖南

鹿角市先人顕彰館

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本作は、シルクロード・敦煌の文献調査の為の欧州渡航、日本への帰路に際し、敦煌学その史観を打ち立てる決意をします漢詩の4句、七言絶句。20世紀になると、欧米列強のシルクロード探検競争が始まり、各国交通と文化のオアシスだった敦煌研究が進める。歴史の大きな流れを捉え、本質を指摘する内藤学。そのために湖南は裏付けを求め、史料蒐集家でもあった。感性を鋭い科学者だった。当館は湖南の幼少時代の教材や自作の漢詩、晩棲恭仁山荘の模型や隋唐の書法を極めた遺墨などを展示している。

〒018-5334 秋田県鹿角市十和田毛馬内字柏崎3-2

TEL:0186-35-5250

千夜千冊

中空構造日本の深層

臨床心理療法をヨーロッパで学んだ著者は、帰国後日本人の心のありかたが西洋人のそれとは異なっていると気づく。そしてその深層構造を日本の神話に探す。アマテラス・ツクヨミ・スサノオの中でツクヨミは無為の神のように、日本の神話は中空構造を持つ。“中ヌキ”。矛盾を排除しない長所、いざというと無に逃げる短所。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

河合隼雄
中公文庫

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