当宮は、樹齢千年杉の御神体とともにある日本最古の神明造である。山の傾斜地に沿って建つそのシンプルで直線的な白木造りは厳かな雰囲気を醸し出す。神明造の特徴は屋根が切妻、入口が妻側ではなく棟に正面を設える平入り。天津神を祀る神社の入口に用いられる。仁科は平安時代、伊勢神宮のミクリヤ・御厨、荘園地である。
〒398-0003 長野県大町市大町市社1137
TEL:0261-62-5030
醍醐天皇により延長5年(927)に全50巻が完成した日本の有職故実、平安時代の法典、『延喜式』。本巻は摂関家の九条家に伝来した平安後期の写本である。このうち23巻分の紙背(裏面)には、典籍や記録の切れ切れになって残っている文章、断簡が見られる。現代、デジタル解析等で伝来する希少な文章が明らかになる。
「羅紫御翳」は「赤紫綾御蓋」と同じく貴人に差掛けるもので、古墳時代の埴輪や高松塚古墳の壁画にあるサシバ(扇)とキヌガサ(日傘)。羅は、経糸を絡み合わせ間に緯糸を通す薄く透き通った織物の一種。紗や絽より経糸の数が多く、織り目が網のようになる技法。応仁の乱で継承が途絶え、現在、人間国宝喜多川平朗が復元する。
〒516-0016 三重県伊勢市神田久志本町1754-1
TEL:0596-22-1700(8:30~16:30)
神は在るもの、仏は成るもの。神は来るもの、仏は往くもの。神は立つもの、仏は座るもの。神はやってきて、そこに感じると去っていく。神道は神教ではなく、「センス・オブ・ワンダー」を感じる事と著者はつづる。多神教ではなく、ただ多神と多神が合わさって「センス・オブ・ワンダー」をつくり、そこに祈りが発達したと。
鎌田東二 PHP新書
Tags : 仁科神明宮長野県
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