江戸時代、紙などを扱う問屋業の傍ら、書画骨董を愛し実際北斎や広重と交流のあった松本の酒井家。5代200年に渡り収集した「富嶽三十六景」の北斎、「東海道五十三次」の広重の浮世絵コレクション約3万点をはじめ、日本が誇る浮世絵を当館で間近に見られる。列島の屋根の松本で、浮世絵で日本展望した時代に触れる。
〒390-0852 長野県松本市島立小柴2206-1
TEL:0263-47-4440
晩夏から初秋、朝日に染まる赤富士。 輸入の顔料、ベルリアンブルー(ベルリンの藍)で際立たす。 西洋から立体描写を学び、木版画の平面に色彩の組み合わせ、奥行きを描く。 光を色彩であらわし遠近を描く、西洋の印象派にも影響を与える。
中山道42番目、木曽街道11宿の妻籠宿(つまごじゅく)(長野県木曽郡南木曽町)と中山道43番目の・木曽街道11宿の馬籠宿(まごめじゅく)(岐阜県中津川市)の間の馬籠峠。馬籠宿は木曽十一宿の中で一番南に位置し、「夜明け前」の藤村が生まれた地。宿場全体が山の尾根に沿って形成され、急な坂が多い。当館は木曽街道六十九次全ての宿場が描かれた初摺、後摺の揃物121点(田中コレクション)を所蔵する。
〒509-7201 岐阜県恵那市大井町176-1
TEL:0573-20-0522
本書はマンガ史研究者の著者が、風刺画家ビゴーの作品紹介を通じ、明治日本の社会・風俗・習慣を点描する。リアルで滑稽で、おもしろく辛辣で、事実に暗示が入り、洒落て本当がある。江戸期北斎たちの浮世絵が、明治ビコーたちの風刺画にかさなる。江戸期の花鳥風月が、アールヌーヴォーのルネ・ラリックにかさなるごとく。
清水勲編 岩波文庫
Tags : 博物館展望日本浮世絵博物館長野県
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