安曇野市の名は、古代移住してきた北九州志賀島周辺が本拠地の海人族安曇氏に由来する。安曇野市にある穂高神社は、安曇氏の祖神・穂高見命を祭神に仰ぎ、奥宮を北アルプス穂高岳麓の上高地に祀る。当地を流れる犀川が千曲川と合流する長野市北東地域には、出雲・北九州地区とのつながりを示す銅鐸が出土する。
〒399-8303 長野県安曇野市穂高6079
TEL:0263-82-2003
弥生文化を特徴づける国産の青銅器。 表面に区画され、鋳出された原始の絵画。 再生や生育と関連する、シカやウミガメ、トンボや動物等が描かれ、農耕祭祀と深い関わり。同じ絵画を持つ銅鐸(兵庫県桜ヶ丘4・6号銅鐸)が存在する。 弥生時代のテーマは、再生産。
古墳時代、島根県花仙山産の碧玉・メノウで作られた玉類が本格的に全国に登場する。上野1号墳出土の大型勾玉はメノウ製、管玉は濃緑色に縞模様の碧玉製であった。当館では、日本一高大な巨大神殿、古代出雲大社本殿の模型や、大量出土の弥生時代の青銅器、豪族を飾った金銀の大刀ともに、出雲王国の成り立ちを紹介する。
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東99-4
TEL:0853-53-8600
本書は国譲り神話を、日本列島に時代を継ぎ渡来した海人・アマの一族、アメノヒボコ集団とともに読み解く。出雲を治めたオオクニヌシ系は銅鐸を祭祀とし、新たに渡来したアメノヒボコ集団は鉄産の技能を持ち、鏡の祭祀力をもっていた。神武天皇一族と祟神天皇一族。日本の誕生にまつわる伝承は、海にはじまって大和をめざす。
千田稔 角川選書
Tags : 千曲川穂高神社長野県
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