岡山後楽園にほど近い当館では、県ゆかりの雪舟・宮本武蔵・浦上玉堂ら、多岐のジャンルの作品を収蔵する。江戸期の文人画家、玉堂の名は中国明代の名琴の銘にちなむ。その人生は、早くから学問、詩文、七絃琴に親しみ、50歳で脱藩し諸国を放浪。晩年は京都で暮らし、酒と琴を愛し、即興演奏のように山水画で心象風景を描いた。
〒700-0814 岡山市北区天神町8-48
TEL:086-225-4800
京都・曼殊院に伝来の「秋景山水図」「冬景山水図」。もとは、四季山水図4幅があり、その内の2幅であった可能性がある。 細い線で簡略化した、岩や山の表現。安定感のある構図に力強い筆使い。 「秋景」は山や建物を下に集め、広がる空間は上に、 「冬景」は岩や山を上に反時計周りの螺旋状、画面空間に意図的に奥行きを作る。 古典的な描写法を捉われずに組み合わせて、たどり着けないほどに、美を造形する。
禅宗寺院の法堂は、住持が仏法の要諦を説く最重要伽藍。当寺の法堂は、1605(慶長10)年豊臣秀頼建立最古・最大の法堂建築。1788(天明8)年の大火で法堂を守った天井に描かれる仏法守護八神の「鳴き龍」。堂内中央で手を叩くと、床と天井面の仕組みでカラカラ音が返る。狩野永徳長男で知的で静謐な光信の筆。
〒602-0898 京都市上京区今出川通烏丸東入
TEL:075-231-0301
冒頭に「日本人としてのぼくは、どこの国よりも日本が大好きである。そして日本的な現実に即して、日本的な写真を撮りたいと思っている」とある。昭和16年。土門はあえて文楽に絞った。そこから「未知の日本」と「揺動する日本」がみえてくることを確信し。
土門拳 築地書館
Tags : 岡山後楽園岡山県岡山県立美術館美術館
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