当地名は牛鬼を住吉明神が投げ倒した伝説からまろぶが由来。古代から潮、風待ちの湊。江戸時代朝鮮通信使が寄港する。室町時代から始まり、江戸時代は12回来日する。当時、楽隊を引き連れ着飾った通信使一行を街道沿いに多くの庶民が見物する。その一行を模して唐子おどりも生まれる。当館では、資料で朝鮮通信使を紹介。
〒701-4302 岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3056
TEL:0869-34-5505
フタエにあどけない童子の姿。唇はごくわずかに朱色。右手で胸に垂らす飾を押え、左手で天衣をとり、端正に直立する。装身具や衣、台座の縁を特殊な彫刻刀(タガネ)で、丁寧に、丁寧に2個1組の小さな点が並ぶ複連点(フクレンテン)の文様を打ち出す。そうして気品が、醸し出された。—台座の枠、かまちに線刻した各狭間の内部には、墨を塗った痕跡もある。
当品は大刀の柄の先端部に2匹の龍が交差し、環状内部に珠をくわえて横を向く鳳凰が入る装飾。韓国の古墳からも同形の柄頭が出土。九州と対馬の中間の玄界灘、南北17km東西15kmの壱岐島に「一支国」の王都、原の辻遺跡がある。当館は大陸系の品が多い出土物を展示し、「魏志倭人伝」で唯一特定の王都を紹介する。
〒811-5322 長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515-1
TEL:0920-45-2731
徳川幕府第六代将軍家宣に仕えた新井白石は、進取の気性をもち元禄バブルの崩壊後の国の設計に取り組む。将軍の対外称号を「大君」から「国王」への変更、朝鮮使節の待遇改善などを処理し、金銀の海外流失や貿易の節度に関心をもち、貨幣主義と貿易不要論を貫く。本書は白石の人生の苦節と幕政改革の工夫と苦労を語る自伝。
新井白石 中公文庫
Tags : 岡山県海遊文化館牛窓町
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