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倉敷美観地区

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倉敷美観地区

大阪冬の陣、備中松山藩の代官で倉敷も兼任の小堀遠州が徳川側に大量の兵糧米を送り、後に倉敷は寛永19(1642)年に幕府の直轄天領となり商業が栄える。備中、美作、讃岐の米、綿、油が陸路、水路を通じ集荷・搬出。川沿いに綿花、米穀・肥料問屋の倉庫が建ち、大原家は綿の仲買や米穀問屋を営む有力商人となる。

蔵屋敷

岡山県倉敷市本町他

TEL:086-426-3411 (倉敷市観光課)

東博百選

虎林字号(コリンジゴウ) 徹翁義亨(テットウギ)筆
南北朝時代 14世紀 東京国立博物館蔵

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茶人、城や庭の造形家、小堀遠州(エンシュウ 1579-1647)が愛した書。茶道具の目録「遠州蔵帳(エンシュウクラチョウ)」に収められ大阪・鴻池家伝来した。 禅の大師が、修行僧を一人前の禅僧と認め、与える墨跡、書が字号。 京都・大徳寺を開く大燈国師(ダイトウコクシ)の法を受け継いだのが、徹翁義亨(1295-1369)が、門弟の宗賛維那(ソウサンユイナ)のために。「虎林」を大書した。—仮の方便を使わず、極みを目指す。

畿内七道

黄金の茶室

大阪城天守閣

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大阪城は戦国時代の石山本願寺を前身とし、豊臣秀吉による築城、大坂の陣による落城、徳川幕府による再築と、日本の歴史とつねに深いかかわりを持ちながら現在に至っている。現在の天守閣は、豊臣時代・徳川時代に続く3代目で、昭和6年(1931)市民の寄付金によって復興された。館内は、歴史博物館で秀吉ゆかリの品々、戦国時代、大阪城にまつわる資料、秀吉の作った組み立て式黄金の茶室の原寸大復元模型等を展示している。

〒540-0002 大阪市中央区大阪城1-1

TEL:06-6941-3044

千夜千冊

絹と明察

1954(昭和29)年に実際に起きた滋賀の近江絹糸の労働争議をモデルにした小説。家族主義を標榜するワンマン社長に対し起こさされる労働争議。父親と息子、絹=日本的なものと明察=東洋的、西洋的な見識を対称し、「土着の心情」の価値や意味を提示する。そして絹のワンマン社長が、最後は明察に達するどんでん返し。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

三島由紀夫
新潮文庫

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