当館は、明治21年創業、倉敷紡績の土蔵造りの原綿倉庫を使用する。小堀遠州が代官を務めた天領地で大坂への物資集積地の倉敷で、米問屋はじめとする豪商の大原家。明治期近代化の中、紡績業に転換し、のちに病院や学校、美術館創設の教育社会事業を展開する。当館にて棟方志功が従業員教育に襖に描いた書を展示する。
〒710-0054 岡山県倉敷市本町7-1
TEL:086-422-0011
明治時代に洋画壇をリードした黒田が、箱根・芦ノ湖でのちに妻となる女性、金田種子(当時23歳)を、異国的な雰囲気を醸し出すモデルとする。 パリで外光を描く技法を学んだ後、日本の夏の高地の湿気の空気を、淡くしなやかに描く。そして画面全体を包み込む。 1899年のパリ万博に満を持して出展した日本独自の洋画表現の作品。
岸田の長女9歳の肖像。東京銀座に生まれ、白馬洋画研究会に入り、黒田清輝に師事した岸田は、雑誌「白樺」の同人柳宗悦や武者小路実篤と知りあい、またドイツ画家デューラーなどの影響を受け、厳格で写実的な画風へと変化する。若き晩年、岸田は東洋古美術の収集や歌舞伎に熱中。童女の立ち姿に「浮世絵風の味」が窺える。
〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
TEL:086-422-0005
明治2年、横浜に書籍や医薬品を輸入販売する丸屋商社が設立され、福沢諭吉に学んだ創業者早矢仕(はやし)有的(ゆうてき)は、「日本人であるかぎりは日本全体の繁栄をはかり、日本国民の幸福を助成すべき責務がある」との設立趣意書を残した。それが今の丸善となる。
加来耕三 学陽書房人物文庫
Tags : 倉紡記念館岡山県美術館
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