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林原美術館

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当館は、常設展示は行わず、独自のテーマのもとに収蔵品を展示する企画展を年4、5回、他の美術館のすぐれたコレクションを紹介する特別展を年1、2回開催する。
当館は38年間藩主を務め、のちに出家し後楽園で暮らした第三代岡山藩主池田継政の書、絵画、道具類を紹介する。継政は、養子先から藩主となり、名君として領地を立派に治めた。日本では古代より自然に畏敬の念を頂く。めぐる運命の中で育てた文人大名、継政のこころの景観も、後楽園の築山からの月見のように、静かに治る。

東洋古美術と岡山藩主池田家伝来の名品

〒700-0823 岡山市北区丸の内2-7-15

TEL:086-223-1733

東博百選

葡萄図 立原杏所(タチハラキョウショ)筆
江戸時代 天保6(1835)年 東京国立博物館蔵

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葡萄図 立原杏所筆

立原杏所(1786~1847)は水戸藩の藩士で、また絵師ではない人が描く文人画の南画家。父は、水戸藩の修史局、彰考館(ショウコウカン)艦の総裁をつとめ、黄門さまの徳川光圀(1628-1701)の遺命である『大日本史』の編纂に尽力した、立原翠軒(スイケン 1744-1823)。 杏所の画のスタイルは謹直で穏やかなのだが、酔いにまかせ描くこの作品は、大胆で奔放。フラットで温暖な中国・江南の風土から生まれた、とらわれることなく自然の風情を描く画が、南画。

畿内七道

田園風景

岡山後楽園

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延養亭から望む築山の操山に登る月の位置と時を測り、建物前水の流れの曲水風景をかさね、どこにでもある田園風景を計算し視線の先に置く。日本では古代より自然に畏敬の念を抱き、武士の美は自然のいのちを取り込んで生きる力とした。岡山城を望む当園は日本庭園のテーマパークで、また城を守る河川出塁。計算し尽くす。

〒703-8257 岡山市北区後楽園1-5

TEL:086-272-1148

千夜千冊

和漢朗詠集

和漢朗詠集平安時代、関白頼忠の子の藤原公任が娘の結婚の引出物として編集したアンソロジー。漢詩は適宜、朗詠しやすいような詩句だけ抽出し、白楽天や菅原道真が多く選ばれ、和歌では紀貫之など紫式部好みが選ばれる。和漢を並列し、王朝感覚をわかりやすく伝える。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

川口久雄 訳
講談社学術文庫

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