古町地区は、戦国時代の頃から吉井川を往来する高瀬舟による物資の輸送が活発になる。そして幕府の直轄地になってから物資の集散地として繁栄し、船着場周辺には商人の蔵が立ち並ぶ。姫路、美作、鳥取を結ぶ因幡街道は、参勤交代の大名行列も通る。大原宿は作州唯一の宿場町。剣豪宮本武蔵の故郷、作州宮本村もまた近い。
〒707-0492 岡山県美作市古町
TEL:0868-78-3111(美作市大原総合支所)
茶人、城や庭の造形家、小堀遠州(エンシュウ 1579-1647)が愛した書。茶道具の目録「遠州蔵帳(エンシュウクラチョウ)」に収められ大阪・鴻池家伝来した。 禅の大師が、修行僧を一人前の禅僧と認め、与える墨跡、書が字号。 京都・大徳寺を開く大燈国師(ダイトウコクシ)の法を受け継いだのが、徹翁義亨(1295-1369)が、門弟の宗賛維那(ソウサンユイナ)のために。「虎林」を大書した。—仮の方便を使わず、極みを目指す。
大阪城は戦国時代の石山本願寺を前身とし、豊臣秀吉による築城、大坂の陣による落城、徳川幕府による再築と、日本の歴史とつねに深いかかわりを持ちながら現在に至っている。現在の天守閣は、豊臣時代・徳川時代に続く3代目で、昭和6年(1931)市民の寄付金によって復興された。館内は、歴史博物館で秀吉ゆかリの品々、戦国時代、大阪城にまつわる資料、秀吉の作った組み立て式黄金の茶室の原寸大復元模型等を展示している。
〒540-0002 大阪市中央区大阪城1-1
TEL:06-6941-3044
本書は、幕末維新の日本に滞在した外国人の感想記のみを素材にして、失われた日本の面影を案内する。「日本は貧乏であっても貧困ではなかった」、「この進歩は、ほんとうにおまえのための文明なのか」、「日本はこれまで実に幸運に恵まれていたが、今後はどれほど多くの災難に出会うかと思えば、恐ろしさに耐えない」など。
渡辺京二 葦書房
Tags : 古町町並保存地区岡山県
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