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奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

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奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

当館は奈良県内の遺跡出土品を通じ、日本史の要でもある大和の歴史を常時紹介。1985年、未盗掘古墳として発見の生駒郡斑鳩町・藤ノ木古墳出土金銅製鞍。パルメッ ト(仏教式唐草模様)で鳳凰、龍、鬼面、怪魚 獅子等のモチーフを使用。1600年程前日本列島に渡来した馬は、権威の象徴として黄金の馬具で飾られた。

金銅製鞍(国宝)

〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2

TEL:0744-24-1185

東博百選

鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈
古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵

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乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。

畿内七道

キトラ古墳の朱雀

奈良文化財研究所飛鳥資料館

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7~9世紀初めのキトラ古墳キトラ古墳は唐文化の影響が少ない。遣唐使帰国前の築造と推定。石室内は漆が塗られ、天井に天文図が描かれ内壁に彩色壁画が施される。南面に描かれた朱雀は、隈取り・ぼかし技法で着色されて立体感が表現されている。当館では、飛鳥石造文化の往時を紹介しキトラ古墳壁画四神展が季節毎に開催。

〒634-0102 奈良県高市郡明日香村奥山601

TEL:0744-54-3561

千夜千冊

古語拾遺

古語拾遺本書は、大同3年(808)に平城天皇即位に功績があった斎部広成が、神代以来の歴史と自らの氏族忌部のかかわりを天皇のためにまとめたもの。崇神天皇の時代に、忌部氏が天照大神を祀る為に鏡と剣を作り、それがのちに伊勢神宮に祀られることになると語る。中臣氏が朝廷祭事の主に司る中、伊勢神宮の起源を語ろうとする。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

斎部広成
岩波文庫

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