当館は、多くの遺跡や歴史的遺産が保存される明日香村にある。8世紀の万葉集をテーマにする古代文化の総合拠点。現代万葉日本画などの展示や古代の歌垣、市の様子等を実物大人形や映像、音楽を使い判りやすく紹介。また五感で飛鳥時代の時空を感じる万葉庭園も見所。歌ごころの香りが漂う。
〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10
TEL:0744-54-1850
名高い俳人、与謝蕪村(1716-83)。日本南画—プロの絵師ではない人が描く、文人画を、中国の明、清時代の絵画を学び、独学で描く。 そして池大雅(イケノタイガ 1723-1776)とともに日本南画を大成。 世俗を離れ、気高い生き様をテーマを、日常的な所作や様子で描く。心にさっと、風が吹く。—高踏的を日常的に。
古代より山岳信仰の対象となる関東東部の筑波山。江戸時代、歌川広重が江戸の地平線に大写しにして描き込んだ山だった。当社はイザナギ、イザナミの二神を祀る。神社からはケーブルカーで絶景の山頂近く御幸ヶ原まで登れる。筑波山周辺は、古代より農閑期の歌垣が有名な地である。その景観がまた防人の思いとかさなりあう。
〒300-4352 茨城県つくば市筑波1番地
TEL:029-866-0502
古代文学、古代歌謡研究の第一人者の著者が読み解く古代。大伴家持の「初春の初子の今日の玉箒 手に取るからに揺らぐ玉の緒」。枝の先に瑪瑙(めのう)などの玉がつく箒(ほうき)は呪具で、振ることで霊魂のエネルギーも振れる、冬眠っていた自然やひとのエネルギーも再起動。古代ちはやぶる、千の岩も破る神のエネルギーが言葉に込められた。
土橋寛 中公新書
Tags : 奈良県奈良県立万葉文化館
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