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石山寺

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石山寺

琵琶湖から流れ出る瀬田川の右岸に位置する、奈良時代創建の古刹。境内全体が天然記念物の硅灰石の巨大な岩盤の上に建つことから「石山寺」という。33年に一度ご開扉される秘仏の本尊如来輪観世音菩薩も岩の上に坐している。硅灰石の上にモミジ越しに垣間見えるのは、建久5(1194)年に建立された国宝の多宝塔。日本最古最美の多宝塔として、訪れる人々を魅了する。

天然記念物の硅灰石

〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1-1-1

TEL:077-537-0013

東博百選

古今和歌集巻十九断簡(ダンカン)(高野切 コウヤギレ)伝紀貫之筆
平安時代 11世紀 東京国立博物館蔵

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醍醐天皇(885-930)の命により編纂された古今和歌集。巻物の一部を切り、掛軸などに仕立て直すのが、断簡、切。その古今和歌集の最古の写本で、平安時代から名筆、古筆切(コヒツギレ)の代表作品。 洗練された美しいかな文字のつながり続くさま、連綿が見事で、切れ味の鋭い筆の線を駆使して、明るく流動する美を造形。この、しとかでうるわしい、優麗典雅(ユウレイテンガ)な書風は、平安貴族が、書道の手本とする。 もとは20巻を揃え6人の合作、寄合書(ヨリアイガキ)と考えられる「高野切」の名は、豊臣秀吉が高野山の僧、木食応其(モクジキオウゴ 1536-1608)に、その断簡を与えたことに因んでいる。

畿内七道

和泉市久保惣記念美術館

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(国宝)青磁 鳳凰耳花生 銘 万声

(国宝)青磁 鳳凰耳花生 銘 万声東洋古美術を中心に年間6回の様々な企画展を開催する美術館。浮世絵版画や西洋近代美術、古地図も収蔵する。敷地内には、日本庭園・茶室と音楽ホールと創作教室を併設し、市の文化活動の拠点となっている。青磁 鳳凰耳花生, 霊泉を飲み青桐に止まるという瑞鳥が首につく。わずかに鉄分のある灰白色の磁胎に、粉青色の釉薬が厚くかかる南宋期の作品。かつて徳川将軍家、東福門院、後西天皇に伝わったことが知られる。

〒594-1156 大阪府和泉市内田町3丁目6番12号

TEL:0725-54-0001

千夜千冊

かくれ里

かくれ里“仏教を広めるためには、神の助けを必要としたのではないだろうか。日本の神を経糸に、仏教を横糸にして織り上げたのが、いわゆる本地垂迹説。日本の自然が私に、そういうことを物語る。”吉野から美濃にひそむ邑沌が滲み出し、存分の気分になる本である。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

白洲正子
講談社文芸文庫

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