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国史跡紫香楽宮跡(甲賀寺跡)

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国史跡紫香楽宮跡 内裏野地区

紫香楽宮で天平15(743)年に毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)建立の詔が発願され、甲賀寺(こうかてら)の建設が開始された。聖武天皇は紫香楽宮を仏都と定め、その建設に情熱を傾けたが、その時は、その想い実現せず。平城京に戻り、改めて天平勝宝4 (752) 年に建立し完成したのが現在の東大寺大仏。現在、甲賀寺跡約3.3haは国史跡に指定され、現存丘陵に300余の礎石が残り、松林の中に往時の風景をとどめる。

丘陵に残る大仏発願の地

〒529-1803 滋賀県甲賀市信楽町牧

TEL:0748-69-2251 (甲賀市歴史文化財課)

東博百選

金銅八仏種子五鈷鈴(ハチブツシュシゴコレイ)
平安時代 12世紀 東京国立博物館蔵

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金銅八仏種子五鈷鈴

密教(ミッキョウ、秘密仏教)儀式の仏具で、大いなる存在を、目覚めさせ、喜ばすための鈴。 神秘的な渦巻きの文様はじめ、いつくもの帯状の文様が側面をめぐる。知恵の世界、金剛界と慈悲の世界、胎蔵界のそれぞれ四仏の仏を象徴する神聖なる文字、インドの梵字(ボンジ)をあわわす種子(シュジ)が、花の優雅な文様を伴い現れる。 優美な姿と豊かで精緻な装飾が調和。高い格調を造形する。

畿内七道

東大寺

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大仏殿は、治承4(1180)年平家の南都焼討の焼失後、重源が宋様式を取り入れ、従来の和様に比べて長い部材や太い部材を節約する合理的な構造で復興。のちの巨大建築の参考にされた。
現在の大仏殿は、江戸時代に復興され、宋様式と和様を折衷する。
—シルクロードの文明と疫病。豊かさはまた禍を伴った。
—東大寺の本尊、盧舎那大仏は「あまねく光を照らす」を意味し、華厳経では宇宙仏とされる。
—空海の曼荼羅は、この宇宙仏を根本とする。
盧舎那仏 大仏殿

〒630-8587 奈良市雑司町406-1

TEL:0742-22-5511

千夜千冊

空海の夢

空海の夢仏教の要訣とは、せんじつめればいかに意識をコントロールできるかという点にかかっている。仏教と密教の流れをアジアの流れに組み込み、生命の流れと意識の流れを刳り貫いて、それらの流れの重なりを空海自身の夢と描く、日本史に残すべき松岡正剛の渾身作。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

松岡正剛まつおかせいごう
春秋社

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