お知らせ:当サイトは2023年3月をもちまして、情報の更新及びお問い合わせ対応を休止しております。
Home 文化施設 武士の美 関西 滋賀 玄宮楽々園(玄宮園)

玄宮楽々園(玄宮園)

iconjalgotokyo_online

玄宮楽々園(玄宮園)

彦根城に隣接し借景する当園は、延宝5(1677)年、4代当主井伊直興の造園。名は中国宮廷庭園に由来。中国・洞庭湖に因む近江八景の琵琶湖を模す大きな池。そこに突き出して立つ臨池閣。築山に敢えて客殿の鳳翔台。その景観に中国神仙思想、禅宗様に浄土景観が多層にかさなる。貴族のあわれと武士のあっぱれが共演する。

玄宮園

〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町

TEL:0749-22-2742(彦根城管理事務所)

東博百選

志野茶碗 銘 振袖
安土桃山時代〜江戸時代 16−17世紀 東京国立博物館蔵

iconjalgotokyo_online

志野茶碗 銘 振袖

半筒形の茶碗は天正年間(1573-1592)後半に流行する。 柔らかいモグサの土を使い、真円でなく、高低がつく茶碗の口縁、少し張りのある胴。胴を載せる台、高台(コウダイ)の裏側は、粘土を貼り付けた無雑作な、シイタケの裏のような表現の椎茸高台。 鉄を含む鉱物を砕き塗り、筆で絵を描き、白いユウヤクをかけて焼く。 白い茶碗に、鮮やかな緋色(ヒイロ)の鉄絵。 温もりと振動のイマジネーション。

畿内七道

彦根城博物館

iconjalgotokyo_online

彦根城博物館

当館は、彦根藩主井伊家に伝わる貴重な文化財や資料を紹介する。風俗図、彦根屏風は、近世初期風俗画の傑作。制作は江戸時代寛永年間(1624~44)、舞台は当時の京の遊里と推定。各人物は、屏風の形態山・谷折りを活かし、それぞれが緊密な関係でシナをつくり、計算つくしの構図。髪筋や衣装の文様の線描と色彩は精緻を極め、画中画の屏風絵は漢画の琴棋書画を見立てる。

彦根屏風

〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1-1

TEL:0749-22-6100

千夜千冊

木村蒹葭堂のサロン

木村蒹葭堂のサロン蒹葭堂は元文元(1737)年に大阪北堀江の酒造りと仕舞多屋を兼ねた家の生まれ。画人、博物学者であり、考証家でネットワーカー、文筆家で蔵書家で、文人墨客とサロン活動する。蒹葭堂は、産業と文化を切り離さなかった。産物と学問と芸術を分断しなかったのだ。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

中村真一郎
新潮社

amazonで買う

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *