甲賀信楽の土は、耐火性に富み、腰が強く「大物づくり」 に適している。当公園は、信楽の市街地を見下ろす丘陵にある。敷地内に遊歩道が巡らされ、この施設で焼かれた大物の陶芸作品が野外展示されている。豊かな森林と奈良時代の紫香楽宮などの歴史が重なり、素朴さのなかに日本文化の面影を表現する陶工たちを育ている。
〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
TEL:0748-83-0909
6曲一双、江戸幕府の御用絵師、狩野長信(カノウナガノブ 1577-1654)の筆。 豪華な遊楽図のように、背景に金色と青緑色の金碧(キンペキ)ではなく、水墨画の技法。落ち着いた背景で匂うように浮き出たさまが優雅。室町幕府の将軍に使えた、長信の祖父、狩野元信(モトノブ 1476-1559)が、花鳥画に用いた手法を使う。 戦国時代からの動乱が収まり、江戸幕府のもと平穏な時代がくる予感。 そして、水墨で描かれたお山が見守っている、日本は、やっぱりお影様。
1995年の阪神・淡路大震災で極楽寺庫裏・寺の調理場の下から、言い伝えられた秀吉の「湯山御殿」の一部や庭園の跡が発見された。湯殿は蒸し風呂と岩風呂だった。龍の飾り瓦はじめ御殿での生活を偲ばせる瓦や焼き物が出土。当館では風呂の遺構を取り込み、有馬温泉を復興させた秀吉との深い関わりを示す資料を展示。
〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町1642
TEL: 078-904-4304
全国の領土紛争をめぐる私戦を禁止する「惣無事(そうぶじ)」を宣言し、天皇の意向である「叡慮(えいりょ)」により領土処分権「進止」(しんし)を得たことで秀吉の国家経営システムのシナリオは頂点に達し、朝鮮出兵で瓦解。また朝鮮出兵は陶芸技術と朱子学を残す。
笠谷和比古・黒田慶一 文英堂
Tags : 滋賀県滋賀県立陶芸の森
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