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近津尾神社

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幻住庵

琵琶湖から唯一流れでる瀬田川に架かる唐橋。江戸時代、京に上る東海道がこの橋を上り、その夕照の美しさは歌川広重の近江八景で全国に伝わる。車で15分程西にある近津尾神社に、芭蕉が奥の細道の旅を終え4カ月間暮らした幻住庵がある。眺めるその夕照に、旅を終えた芭蕉の人生の旅路も美しくかさなる。近世、風狂の美の終章。

幻住庵

〒520-0844 滋賀県大津市国分2-5

TEL:077-533-3760

東博百選

菩薩半跏(ハンカ)像 法隆寺献納宝物(ケンノウホウモツ)
7世紀 東京国立博物館蔵

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菩薩半跏像 法隆寺献納宝物

痩身で、装身具も簡素な足を組み瞑想する菩薩像。 666年朝鮮半島で百済が滅ぶ。多数の王朝の民が日本に亡命。 朝廷の役人が、亡くなった半島出身の妻のために願いを込めた仏像。 —ハンカする台座の枠に「高屋大夫が亡き韓夫人のために」と刻まれ、仏像の痩身や腰から垂れる帯飾りで、朝鮮三国時代の仏像との関連も濃い。

畿内七道

大津市歴史博物館

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大津市歴史博物館

当館は、古代より交通の要所であった大津を紹介し、古代遺跡からの出土品も所蔵する。袋古墳群からの出土品、6世紀古墳時代後半の須恵器壷の蓋。その天井部中央に楽器・酒器用の小さい孔のある「はそう」を据え、その周囲を巫女が二人、雌雄の鹿が二匹、その鹿を弓矢で狙う狩人がめぐる。須恵器は、5世紀半島から渡来。袋古墳群のある比叡山東側山麓大津市錦織~坂本は古墳時代後期の古墳の密集地。近世城塞の石組み穴太衆の故郷である。

装飾付須恵器蓋 袋古墳群出土

〒520-0037 滋賀県大津市御陵町2-2

TEL:077-521-2100

千夜千冊

おくのほそ道

おくのほそ道西行に学び「滑稽」から「風雅」に転じた芭蕉は才気の人ではない。旅を通じ充実していった。いや、頂点にのぼりつめていく。そしてこの奥州の旅で遊行乞食の意識と観念を磨ききる。そして旅の終点にする伊勢は、芭蕉がつねに風狂の覚悟の地と意識していた。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

松尾芭蕉
角川ソフィア文庫

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