当館は、彦根藩主井伊家に伝わる貴重な文化財や資料を紹介する。風俗図、彦根屏風は、近世初期風俗画の傑作。制作は江戸時代寛永年間(1624~44)、舞台は当時の京の遊里と推定。各人物は、屏風の形態山・谷折りを活かし、それぞれが緊密な関係でシナをつくり、計算つくしの構図。髪筋や衣装の文様の線描と色彩は精緻を極め、画中画の屏風絵は漢画の琴棋書画を見立てる。
〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1-1
TEL:0749-22-6100
上杉家から三島大社に奉納された太刀、刀を下げる帯、金属で編む兵庫鎖。 鞘(サヤ)には、漆の上に多くの金粉を蒔き研ぎ出し、デザインを統一の揃い金具に、 銀箔を押した金メッキのつがいの鳥文様を、少し浮かび上がらせ、鍔(ツバ)には、飛ぶ鳥を透し彫り。平安・鎌倉時代に実用の太刀で、のち奉納用として製作される。 古来珍重される太刀の福岡一文字派により、銘は一。
月明かりに浮かぶ美しさは琵琶湖八景の一つに数えられる国宝・彦根城。初代当主井伊直政の嫡子・直継と次男・直孝によって約20年の歳月をかけて築城されて以来、彦根藩井伊家35万石の城だった。現在では彦根の象徴となっている。そして、ひこにゃんは築城400年祭のキャラクター。2代目藩主・井伊直孝に縁ある白猫がモデルで、兜は井伊の赤備えの井伊家伝来品をモデルとする。
TEL:0749-22-2742(彦根城管理事務所)
蒹葭堂は元文元(1737)年に大阪北堀江の酒造りと仕舞多屋を兼ねた家の生まれ。画人、博物学者であり、考証家でネットワーカー、文筆家で蔵書家で、文人墨客とサロン活動する。蒹葭堂は、産業と文化を切り離さなかった。産物と学問と芸術を分断しなかったのだ。
中村真一郎 新潮社
Tags : 博物館彦根城彦根城博物館滋賀県
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