当館はシルクロード、唐の文化・制度を取り入れ、国を整える理想の聖武天皇造営紫香楽宮にある。ガンダーラは、オリエント、インド、中国西域の民族が交流した地。当館所蔵の総高2.5m仏陀立像は、ガンダーラ美術最大級の立像で、伏し目がちの眼は、高台に祀られ広くまなざしを向けたことを語り、天平期の理想とかさなる。
〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
TEL:0748-82-3411
痩身で、装身具も簡素な足を組み瞑想する菩薩像。 666年朝鮮半島で百済が滅ぶ。多数の王朝の民が日本に亡命。 朝廷の役人が、亡くなった半島出身の妻のために願いを込めた仏像。 —ハンカする台座の枠に「高屋大夫が亡き韓夫人のために」と刻まれ、仏像の痩身や腰から垂れる帯飾りで、朝鮮三国時代の仏像との関連も濃い。
当館は、古代より交通の要所であった大津を紹介し、古代遺跡からの出土品も所蔵する。袋古墳群からの出土品、6世紀古墳時代後半の須恵器壷の蓋。その天井部中央に楽器・酒器用の小さい孔のある「はそう」を据え、その周囲を巫女が二人、雌雄の鹿が二匹、その鹿を弓矢で狙う狩人がめぐる。須恵器は、5世紀半島から渡来。袋古墳群のある比叡山東側山麓大津市錦織~坂本は古墳時代後期の古墳の密集地。近世城塞の石組み穴太衆の故郷である。
〒520-0037 滋賀県大津市御陵町2-2
TEL:077-521-2100
西行に学び「滑稽」から「風雅」に転じた芭蕉は才気の人ではない。旅を通じ充実していった。いや、頂点にのぼりつめていく。そしてこの奥州の旅で遊行乞食の意識と観念を磨ききる。そして旅の終点にする伊勢は、芭蕉がつねに風狂の覚悟の地と意識していた。
松尾芭蕉 角川ソフィア文庫
Tags : MIHOMUSEUM滋賀県
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