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薩摩ガラス工芸

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薩摩ガラス工芸

西欧列強のアジア進出に危機感を抱いた斉彬は、別邸の仙巌園の隣接地に大砲を作る反射炉やガラス工場等、西洋式近代工場群を建設し、日本初のガス灯も灯す。そして海外交易品を目指して開発されたのが薩摩切子。カットグラスの源流は古代シルクロード。薩摩切子は日本のみならず近世・近代のイギリス、中国のガラス工芸品にも影響を受け、日本的な「ぼかし」を入れて意匠化。武に美でもむかう!

薩摩切子

〒892-0871 鹿児島市吉野町9688-24

TEL:099-247-2111

東博百選

黒田清輝 「読書」
明治24(1891)年 東京国立博物館蔵

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読書 黒田清輝

薩摩藩士の子供に生まれ、欧州で学んだ豊かな光の表現を特色とする「外光派」の旗手として、明治時代の洋画界をリードした黒田が、パリ・サロンに初めて入賞した作品。パリ南東66kmにある小村グレー・シュル・ロワンで描く。 鎧戸(ヨロイド)から射し込む陽光が、下宿先の娘マリアの顔を、柔らかに包み込み、色白の肌を照らす。黒田は画面左側に、漢字で筆を入れる。 マリアへの想いも語られる。

畿内七道

変化朝顔

国立歴史民俗博物館

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江戸文化・文政期(1804-30年)に朝顔の突然変異を利用した変化朝顔を競い合うことが大坂・京都・江戸で流行。嘉永・安政期(1848-60年)には、周辺の都市・町に広がる。23世紀後半、都市の武士や富裕な町人、僧侶に「奇品」の育成がブーム。明治・大正期の奇花・奇葉を楽しむ変化朝顔ブームにつながる。

〒285-8502 千葉県佐倉市城内町 117

TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

千夜千冊

西郷隆盛語録

西郷隆盛語録無私の者とも野心の者ともいわれる西郷は、少年時代大塩平八郎の著書に感銘し、沖永良部への2度目の島流しの時に、知行合一の陽明学を深める。「王を尊び、民を憐れむは学問の本旨」、「天理を極め、人民の義務に臨み、一向に難に当り、一統の儀をあい立つ」。本書は、難解でもっともナイーブな精神の日本人のオモカゲを語る。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

西郷隆盛
角川ソフィア文庫

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