仙巌園
仙巌園
当庭は島津家の19代当主・島津光久が建てた薩摩藩主島津家の別邸。島津家の28代当主、島津斉彬(1809-1858)が大いに愛した。第13代将軍徳川家定の御台所となった篤姫など多くの人を魅了した。伝統的な大名庭園で、錦江湾と活火山の桜島の絶景が一望できる。そして島津家の歴史を伝える。斉彬は西欧列強のアジア進出に危機感を抱き、別邸仙巌園の隣接地に、大砲を作る反射炉やガラス工場等、西洋式近代工場群を建設。鶴灯篭に日本初のガス灯も灯す。そして園内には、幕末に近代化に取り組んだ斉彬や幕府老中・阿部正弘が、改良や研究に熱心に取り組んだと園芸史に伝えられる変化朝顔が今も残る。
〒892-0871 鹿児島市吉野町9700-1
TEL:099-247-1551