お知らせ:当サイトは2023年3月をもちまして、情報の更新及びお問い合わせ対応を休止しております。

不動院

iconjalgotokyo_online

不動院

当院金堂内安置の本尊薬師如来像は、平安時代和様の定朝様式である。関が原の後、広島藩藩主福島正則が寄進した両界曼荼羅、金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅は、共に室町時代中期の制作で、大日如来光背に古代・奈良時代のとも色を淡色から濃色に並列して、色彩の濃淡の変化をあらわす繧繝彩色、日本画のぼかしの技法が使われる。

定朝様式と繧繝彩色

〒732-0068 広島市東区牛田新町3-4-9

TEL:082-221-6923

東博百選

金銅八仏種子五鈷鈴(ハチブツシュシゴコレイ)
平安時代 12世紀 東京国立博物館蔵

iconjalgotokyo_online

金銅八仏種子五鈷鈴

密教(ミッキョウ、秘密仏教)儀式の仏具で、大いなる存在を、目覚めさせ、喜ばすための鈴。 神秘的な渦巻きの文様はじめ、いつくもの帯状の文様が側面をめぐる。知恵の世界、金剛界と慈悲の世界、胎蔵界のそれぞれ四仏の仏を象徴する神聖なる文字、インドの梵字(ボンジ)をあわわす種子(シュジ)が、花の優雅な文様を伴い現れる。 優美な姿と豊かで精緻な装飾が調和。高い格調を造形する。

畿内七道

阿弥陀如来坐像 鳳凰堂

平等院鳳凰堂

iconjalgotokyo_online

平安時代後期、天喜元(1053)年、仏師定朝の作。技法は日本独自の寄木造り完成の技法で、表現も日本独自の和様の完成を見せる。頬がまるく張った円満な顔。伏目がちの大きな眼は拝む者を静かに見つめ、表情はかぎりない優しさに溢れる。胸をひいて背をわずかにまるめた姿勢に無理がなく、どこにも硬い緊張感がない。

〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116

TEL:0774-21-2861

千夜千冊

王法と仏法

王法と仏法鎌倉からの中世を、密教を中心に神道的なものも含め、寺社体制を組み入れ、宗教の世俗化を促進させたと本書は読み解く。武士が中心となってリアリズムを求めただけでないと。法皇、八幡宮、神宮、中国・唐から舶来した知識やシステムを選択し、神と結びつけ仏教を広め、古代からの王法と仏法をかさね構築する日本が見える。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

黒田俊雄
法藏館

amazonで買う

Tags : 不動院

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *