青手とは、深みのある緑、黄色を基本色に紺青・紫を加彩したもので、器の表も裏も塗埋手(ぬりうめで)の手法で描かれる。自由奔放で大胆な筆が特徴である。加賀市古九谷の杜親水公園内にある当館は、江戸時代に大聖寺藩領内の九谷村で作られた古九谷をはじめとする九谷諸窯の伝統様式の技法・巧みの技を、青手・色絵五彩手・赤絵金襴手の様式別に紹介する。
〒922-0861 石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13
TEL:0761-72-7466
柔らかく暖かな雰囲気、九州・有田の柿右衛門のスタイル。平安時代から和様の花鳥図を題材に、暖色系の色彩で描かき、非対称、乳白色の余白、豊かな構図。 上絵の色には、赤・黄・緑、そして青・紫・金など。 また茶発色のウワグスリで、口縁を飾る。同じ有田焼でも、緻密な作風の鍋島様式や寒色系で余白の少ない古九谷(コクタニ)様式と異なる。
絵陶磁器の原点は古唐津である。短く立上げ口縁部に釉薬をかけず素地を見せ、露胎の口唇部、半透明の釉薬を施した胴部は、素直で控え目に萩の様な植物を描き秋の野辺を思わせる。絵唐津の代表作。当館は、佐賀の古唐津はじめ九州各地の古陶磁、県内の伝統的、前衛的現代作品、17世紀欧州への輸出が始まる古伊万里を所蔵。
〒847-0401 佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
TEL:0955-43-3681
最初は刀匠の話である。叙述の半分くらいが物語仕立てになる。しだいに正統派の刀工以外の“変わり者”に愛着を向けていく。次に陶工の話に入る。瀬戸や久尻や美濃に出向いて話を集め、しだいに陶工たちの図柄が見え、黄瀬戸や志野が出てきた背景も出てくる。
海音寺潮五郎 中公文庫
Tags : 石川県石川県九谷焼美術館美術館
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