当祭は松明を目印に、舳倉島の女神と輪島市内の男神が1年に1回会う祭。松明神事で若者たちが12mの松明を倒し御幣を奪い合い、入水神事で赤や青のカラフルな腰巻き姿の若衆のかつぐ神輿が、海中乱舞を繰り広げる。火と水の調和。象徴するのが、優美で幻想的に神輿のお供をする縦型長方形の大きな御神灯、切子灯籠である。
石川県会場:石川県輪島市内各神社
TEL:0768-22-1503(輪島市観光協会)
袈裟などの衣類を運ぶ箱。仙人が金・銀の宮殿に住むと、古代中国で言われた東の海に現れる島、蓬莱山を長寿の亀や鶴と描く。 蓋(フタ)のような形のため、別の箱の身と組み合わされた。 しかし側面の松喰鶴(マツクイヅル)の向きから、もともとは単独で、衣服を入れる広蓋(ヒロブタ)や髪道具など一時入れる乱箱(ミダレバコ)のように衣類等を整理・運ぶためのものと推定される。 金粉を蒔いた後に、絵を研ぎ出す技法、研出蒔絵を、疎と密に使い分け、表現する幻想性。平安時代後期の蒔絵の名品。
ベンガラを塗った丹彩土器。高さ10.5cm。同時期に京都市の遺跡から出土した土器と酷似する。若狭三方湖に注ぐ「はす川」と「高瀬川」の合流地点である鳥浜貝塚遺跡から、約5000年前の木船や縄文漆器の逸品「赤色漆塗り櫛」が出土する。縄文前期に、高度に製作技法が発展する縄文文化のうねりがあったことを伝える。
〒917-0241 福井県小浜市遠敷2丁目104
TEL:0770-56-0525
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の芸術と思想を現代に読み解く本書。八雲は、両親からアイリッシュの神話と古代ギリシャ神話を聞いて育つ。八雲は明治23(1890)年に松江にお雇い教師として赴任し、妻セツから日本の昔話を語り聞く。そして永遠ではなくかりそめに価値を置く文化を、怪談を再構成し、随筆につづる。
ベンチョン・ユー 恒文社
Tags : 石川県輪島大祭
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