合掌造りは、小屋組と軸組みの2構造。柱・桁・梁等の軸組は加賀藩お抱えの大窪大工や飛騨の匠など職人集団に手造られ、軸組上に載る小屋組は白川郷村人の手による。急勾配の屋根は積もる雪が落ちやすく、軸組、小屋組の構造が風や地震で掛かる力を逃がし、三角形の妻面が谷風を受け流す。知恵の結晶、400年の今も健在。
〒501-5627 岐阜県大野郡白川村萩町
TEL:05769-6-1013 (白川郷観光協会)
唐の白居易(722−846)の詩文集『白氏文集』巻第65のうちの8篇の詩を書いた、揮毫したもの。書の和様を大成した三蹟の一人、藤原行成(972-1027)47歳の筆跡。草書を交えた行書体で書写されている。格調高い和様の完成された洗練美が展開される書道家で歌人の伏見天皇(1265−1317)遺愛の品。
法然上人の誕生から入寂に至る行状のほか、法語、消息、著述などの思想もあらわし、門弟の列伝、帰依者(天皇、公家、武家)の事蹟も含んで四十八巻に構成の絵伝。後伏見上皇の勅命で、比叡山功徳院の舜昌法印が徳治2(1309)年から十余年をかけて制作と伝わる。前半部は、鎌倉後期宮廷絵所絵師の画風を顕著に見せる。
〒605-8686 京都市東山区林下町400
TEL:075-531-2111
1954(昭和29)年に実際に起きた滋賀の近江絹糸の労働争議をモデルにした小説。家族主義を標榜するワンマン社長に対し起こさされる労働争議。父親と息子、絹=日本的なものと明察=東洋的、西洋的な見識を対称し、「土着の心情」の価値や意味を提示する。そして絹のワンマン社長が、最後は明察に達するどんでん返し。
三島由紀夫 新潮文庫
Tags : 合掌造り集落岐阜県白川郷荻町萩
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