古くから、宮若市の一部である山口地区は、緑深い山々の姿や、麓に広がる長閑な田園風景を眺められる。山から恵みの水が育んで広がる美しいみどりの里。楽水之径は、犬鳴川を下る脇田温泉街、座主瀬橋から脇田橋の間に、川沿いに自然石を利用した片道560mの遊歩道。爽やかな風と静かな川のせせらぎに心が和む。
〒822-0133 福岡県宮若市脇田
TEL:0949-55-9090 (宮若市観光協会)
豊臣秀吉の小田原攻めに従った利休(1522-1591)が、伊豆・韮山(ニラヤマ)の竹を取り寄せ、陣中の茶会用に作る。子・小庵(ショウアン1546-1614)の土産とする。 高さ33.4cm、太さ10.6cm、真直ぐな竹。前面に花を生きる窓に、一重切れ込む簡素な花入。大津・園城寺「弁慶の引き摺り鐘」のように、表面に、ヒワレ(干割れ)がまたある。後に小庵が、竹の割れをかけて銘とする。
近世は現世・浮世。しかし王朝文化は、近世勃興する町衆によって甦る。宮廷の絵師土佐派の系譜継ぐ光吉は、桃山期のスケールの大きさと装飾性をもち、堺で支持され中世の美を復刻。久保惣の見識示す本作品は、選ばれた源氏物語の場面が絵と詞それぞれ81枚が揃う折り本、冊子。手軽に平安王朝のオモカゲを味わえる作り。
〒594-1156 大阪府和泉市内田町3丁目6番12号
TEL:0725-54-0001
司馬が求めた「この国のかたち」には、答えはなかった。しかし日本の見方はとりわけ神道的なものを重視し、これを「真水」とみなす。それは教義などはもっていないで、本居宣長ふうにいえば、日本の神奈備が真水なのである。若返る若水を何度ものめるところ。
司馬遼太郎 文春文庫
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