「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、2017年世界遺産に登録される。 宮・中津宮・辺津宮の三宮からなる宗像大社。 沖津宮が祀られる沖ノ島は、九州と朝鮮半島とを結ぶ玄界灘のほぼ中央にあり、古くから海上・交通安全を祈る神の島。沖ノ島からは、国宝指定を受ける驚くべき8万点の神宝が出土。「海の正倉院」と呼ばれ、神宝は本土の宗像市田島の辺津宮境内「神宝館」に収蔵展示される。
〒811-3505 福岡県宗像市田島2331
TEL:0940-62-1311
透し彫りの悪霊防御のカエン(火焔)紋の内に、透し彫りの絡み合った2頭の龍。半球の飾り金具を付けた蛇行する金具。薄い金板を連ねて垂らす飾りホヨウ(歩揺)が、帽子や透し彫りの縁に多く付く。また歩くと、きらきらと輝く。 ともに出土した素環頭(ソカントウ)大刀の環頭部分の外周、帯の金具—四角の帯留め、カ帯(カタイ)金具、鏡のように平らな、鏡板にも龍の文様が施される。
南蛮屏風。左隻に異国を出港する南蛮船が日本に到着する様子、右隻には上陸したカピタン一行を宣教師が出迎える様子と貿易品を扱う唐物屋とその奥に南蛮寺が描かれる。南蛮貿易の実情を表す。当館は堺の1500年を総観する。
〒590-0802 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
TEL:072-245-6201
前九年の役で滅亡した安倍一族。父・頼時、兄・貞任は源義家との戦いで没し、弟・宗任は降伏して、都に送られのちに九州に配流。やがて九州の宗像氏によって日朝・日宋貿易に起用され活躍する。著者は九州の宗像に住む詩人。そして宗像三女神の中津宮の大島に祀られる安倍一族の故郷北上に、いのちの母国をさがす旅をする。
森崎和江 岩波書店
Tags : 国宝宗像大社正倉院福岡県
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment