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野辺地町立歴史民俗資料館

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野辺地町立歴史民俗資料館

野辺地湊は、江戸時代、大阪とつながる北前船の寄港地。湊の歴史を紹介するこの資料館では、10、000年以上の時を超えて縄文時代とつながる文化財も紹介される。縄文時代前期、5、500年前の長径42cmもある、コナラをくり抜き赤漆を塗る、巻貝の装飾あとがある木製の鉢。縄文時代後期、逆三角形の胴部を持つ高さ32cmの立像土偶、愛称クララなど。

土偶

〒039-3131 青森県上北郡野辺地町字野辺地1-3

TEL:0175-64-9494

東博百選

土偶 青森県つがる市木造亀ヶ岡出土
縄文時代(晩期) 前1000—前400年 東京国立博物館蔵

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土偶 青森県つがる市木造亀ヶ岡出土

氷河が溶け、黒潮がどんどん北上した縄文時代・早期に出現した土製の焼き物。女性を誇張、デフォルメした像が多い。 その身体の中は空っぽで、目は眼鏡をかけているように大きい。北方民族(イヌイット)の雪の中で使う、光除けの「遮光(シャコウ)器」のよう。 また東北地方の縄文時代・晩期土偶の特色。

畿内七道

岩手県立博物館

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岩手県立博物館

「岩手山を望む丘の上にある美術館」—岩手山は、古くから信仰の山。当館は3,000〜2、000年前の縄文時代晩期の遮光器土偶を展示する。 悪霊を遠ざけるために、土偶は朱で塗られていた。山と置物は幸運をもたらす。当館は、地質時代から現代にいたる地質・考古・歴史・民俗・生物などの資料を展示。そして当館2階には、晴れた日にその美しい岩手山が見え、盛岡市手代森遺跡から出土し、ほぼ完全な形で復元された遮光器土偶とかさなりあう。

千代森遺跡遮光器土偶

〒020-0102 岩手県盛岡市上田字松屋敷34

TEL:019-661-2831

千夜千冊

縄文人の文化力

縄文人の文化力土偶、ヒトではなくて精霊。縄文土器は物語的で、弥生土器は装飾的。縄文土器から文様を剥がそうとすれば、土器そのものを毀(こわ)すしかない。文様モチーフには「名」がつき、文様の各所に「意味」を持つ物語土器には、各地それぞれの流儀がある。その流儀のちがいこそが「クニ」の単位であったのではないかと本書は展望する。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

小林達雄
新書館

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