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臼杵城(跡)

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臼杵城

当城は、弘治2年大友宗麟築城の海城。毛利氏の進攻に備える本拠。今は埋め立てられているが、当時は、東西長く臼杵湾に浮ぶ四面断崖の丹生島に築かれた。関ヶ原後は、美濃郡上八幡から転封の稲葉家の居城として明治を迎える。稲葉家は信長に仕え、2代藩主稲葉典通(いなばのりみち)の母は、斉藤道三の娘で旧領は古今伝授の里。雅を知る一族が受け継ぐ。

海城

〒875-0000 大分県臼杵市臼杵丹生島91

TEL:0972-63-1111(臼杵市文化・文化財課)

東博百選

古今和歌集巻十九断簡(ダンカン)(高野切 コウヤギレ)伝紀貫之筆
平安時代 11世紀 東京国立博物館蔵

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醍醐天皇(885-930)の命により編纂された古今和歌集。巻物の一部を切り、掛軸などに仕立て直すのが、断簡、切。その古今和歌集の最古の写本で、平安時代から名筆、古筆切(コヒツギレ)の代表作品。 洗練された美しいかな文字のつながり続くさま、連綿が見事で、切れ味の鋭い筆の線を駆使して、明るく流動する美を造形。この、しとかでうるわしい、優麗典雅(ユウレイテンガ)な書風は、平安貴族が、書道の手本とする。 もとは20巻を揃え6人の合作、寄合書(ヨリアイガキ)と考えられる「高野切」の名は、豊臣秀吉が高野山の僧、木食応其(モクジキオウゴ 1536-1608)に、その断簡を与えたことに因んでいる。

畿内七道

竹の生垣

桂離宮

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江戸期智仁親王が建てた八条宮家別荘で、造営時の庭園と建築が残る。桂川の水を引く池を中心に、茶屋、築山等を配す回遊式庭園。書院は書院造を基調に数寄屋風を採り入れ、その美は軽ろみ。秀吉の猶子後の実子誕生で、皇籍復帰しても皇位継承出来ず、親王の八条宮家が創られた。その軽ろみ、柔軟さと一途さを持つ竹のごとく。

〒615-8014 京都府京都市西京区桂御園

TEL:075-211-1211(代)(宮内庁京都事務所)

千夜千冊

日本語に探る古代信仰

日本語に探る古代信仰古代文学、古代歌謡研究の第一人者の著者が読み解く古代。大伴家持の「初春の初子の今日の玉箒 手に取るからに揺らぐ玉の緒」。枝の先に瑪瑙(めのう)などの玉がつく箒(ほうき)は呪具で、振ることで霊魂のエネルギーも振れる、冬眠っていた自然やひとのエネルギーも再起動。古代ちはやぶる、千の岩も破る神のエネルギーが言葉に込められた。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

土橋寛
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