ラムサール条約登録の当湿原にはヒメミズゴケの群落、イヌイ、リュウキンカ、サワギキョウが生育し、ホオアカやセッカの草原性の鳥が繁殖し、森林ではシジュウカラやエナガ、河川ではメジロがみられ、キセキレイやカワガラスが生息。哺乳類はヒメネズミ等が生息する。これらの生命環境は、春季の野焼きによって維持される。
大分県竹田市久住町
TEL:0974-63-4807 (竹田市商工観光課)
明治時代に洋画壇をリードした黒田が、箱根・芦ノ湖でのちに妻となる女性、金田種子(当時23歳)を、異国的な雰囲気を醸し出すモデルとする。 パリで外光を描く技法を学んだ後、日本の夏の高地の湿気の空気を、淡くしなやかに描く。そして画面全体を包み込む。 1899年のパリ万博に満を持して出展した日本独自の洋画表現の作品。
日本最大の山岳湿原、尾瀬ヶ原。510万〜170万年前の火山活動から様々な変容を経て、優れた自然環境を造り上げ、高山植物は約900種を超える。トンボや蝶が草花の先に止まる尾瀬沼畔は火山活動最後期にできた。中納言藤原朝実の三本カラマツの尾瀬塚もあり、早朝湿原を覆う霧は幻想的。感動を惹き起こす無垢の源泉の地。
群馬県利根郡
TEL:0278-58-3222 (片品村観光協会)
英国ビクトリア朝の賢人ラスキンが言い残したこと、“目から鱗が落ちる感動を引き起こす無垢の源泉をできるだけ保存せよ”と。文明における現代の危機に当たって、先人の習慣・習性の健全は変革と、それの心なき放棄とは区別され、その努力は偉大である、と。
ジョン・ラスキン 法藏館
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