御前岳散策路 御前岳湧水
御前岳散策路 御前岳湧水
福岡八女と大分日田の県境にある御前岳は、熊襲征伐に向かう景行天皇や、日本総守護の大山祇命(おおやまつみのみこと)の神とかかわる古代からの神聖なる山で、シオジの原生林として有名。登山道入口から30分ほどに、御前岳の湧水が大量に湧き出す。豊かな水量と適度なミネラルを含んだ水質は、由布市の男池と並び大分県を代表する名水である。
大分県日田市前津江町
TEL:0973-22-2036(日田市観光協会)
東博百選
鼉龍(ダリュウ)鏡 団伊能氏寄贈
古墳時代 4世紀 東京国立博物館蔵
乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。