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佛山寺

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佛山寺

金鱗湖から500m、由布岳(ゆふだけ)の守り本尊・佛山寺。金鱗湖に浮ふが鳥居は明治政府の神仏分離で移されたが、当寺のものである。千年前、性空上人(しょうくうしょうにん)が由布岳の山腹に庵を結び、観音像を刻し祀ったのが当寺の始まり。江戸時代慶長期の大地震で由布岳の山腹から移る。毎週土・日早朝、誰でも参加できる座禅会や写経会が開催される。

湖面の鳥居

〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上1879

TEL:0977-84-2714

東博百選

古今和歌集巻十九断簡(ダンカン)(高野切 コウヤギレ)伝紀貫之筆
平安時代 11世紀 東京国立博物館蔵

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醍醐天皇(885-930)の命により編纂された古今和歌集。巻物の一部を切り、掛軸などに仕立て直すのが、断簡、切。その古今和歌集の最古の写本で、平安時代から名筆、古筆切(コヒツギレ)の代表作品。 洗練された美しいかな文字のつながり続くさま、連綿が見事で、切れ味の鋭い筆の線を駆使して、明るく流動する美を造形。この、しとかでうるわしい、優麗典雅(ユウレイテンガ)な書風は、平安貴族が、書道の手本とする。 もとは20巻を揃え6人の合作、寄合書(ヨリアイガキ)と考えられる「高野切」の名は、豊臣秀吉が高野山の僧、木食応其(モクジキオウゴ 1536-1608)に、その断簡を与えたことに因んでいる。

畿内七道

花盛り 益田玉城

宮崎県立美術館

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中央に着飾った女性を配し、背景に桜の花。廊下の板目に垂直立ちで安定感のある、扇子を傾けて持った手と顔をやや前傾にし、また女の色香が漂う構図。着物の花柄と肩の部分に薄紅色を添えて効果的に表現。高千穂峰が見下ろす都城で1881年生まれた玉城。浮世絵や大和絵を研究し、昭和初期の下町娘の美人画も得意とした。

〒880-0031 宮崎市船塚3-210 県総合文化公園内

TEL:0985-20-3792

千夜千冊

徒然草

徒然草限りない願望と限りある無常が交差する鎌倉末から南北朝期、卜部氏の流れの神職の家に生まれ、仏教修行し、和歌に精進した兼好。「人のけしきも夜のほかげぞ、よきはよく」、「にほひもものの音も、ただ夜ぞひときわめでたき」、「まどひの上に酔へり、酔の中に夢をなす」。所在なくつれづれに、願望と無常の境を説明する。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

吉田兼好
岩波文庫

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