幕末高杉晋作決起の地の当寺は、元応2(1320)年創建。仏殿(国宝)は日本最古の唐様建築禅宗様。入母屋造り檜皮葺きの屋根はみごとな曲線を描き、上昇感が抑えられ安定。扁額「金山」は後醍醐天皇勅額、本尊千手観音坐像は檜材寄木造、玉眼のつりあげた目尻、結んだ唇、端正で写実的、鎌倉時代末の典型で京仏師雲渓作と伝わる。
〒752-0979 山口県下関市長府川端1-2-3
TEL:083-245-0258
上杉家から三島大社に奉納された太刀、刀を下げる帯、金属で編む兵庫鎖。 鞘(サヤ)には、漆の上に多くの金粉を蒔き研ぎ出し、デザインを統一の揃い金具に、 銀箔を押した金メッキのつがいの鳥文様を、少し浮かび上がらせ、鍔(ツバ)には、飛ぶ鳥を透し彫り。平安・鎌倉時代に実用の太刀で、のち奉納用として製作される。 古来珍重される太刀の福岡一文字派により、銘は一。
平安時代、菅原道真公が京から太宰府へ向かう途中この地に立ち寄り、清少納言の父も国司を勤めた瀬戸内海の海運の要所、防府。当地は江戸時代中期から全国有数の塩の産地として栄え、湊は塩の積出しをはじめ、北前船の寄港地として栄えた。三田尻湊。幕末長州藩の海軍局が置かれ、高杉晋作は藩の軍艦を押え歴史を転換する。
〒747-0833 山口県防府市大字浜方381-3
TEL:0835-25-3510
松蔭11歳の時にアヘン戦争、鋭い思索と大胆な行動が始まる。ペリー来航に際し密航を企て、失敗後は国内強化を考え、倒幕を考えていなかった。西洋列強になる強制的な開国には、断固攘夷をして拒否するが、通商経済のためには開国を進める。攘夷開国、それは藩単位で動くべきだと考えた。本書は松蔭の思索の旅をつづる。
吉田松陰 岩波書店
Tags : 功山寺国宝山口県鎌倉
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