平成6年(1994年)、秋田ふるさと村内にオープンした当館は、「秋田蘭画」を始め、近代以降の優れた美術作品を収集・展示している。館周辺には30体以上の野外彫刻が設置されている。画像は安藤泉作「好奇心」で、高さは5.7m。素材は金属線と銅版だが、キリンをどんな風に表現しているか、是非近くでみていただきたい。
〒013-0064 秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46
TEL:0182-33-8855
透かし彫りが美しい伊万里焼の箱の内には、卓袱(しっぽく)料理風の膳を置き、その周囲に羽織姿の男子、三味線・鼓・琴を奏でる女子や、扇をかざす女子、ウタゲの様子が楽しそう。 珍しく輸出用の伊万里焼で作られた、江戸時代制作のぞきからくり。科学技術の普及と見世物の流れを示す。
当寺は、創建が500年前とも云われる古刹で、秋田33観音霊場。桜並木の長い参道がまっすぐ山門、鐘楼門、本堂と続き第一番札所にふさわしく落ち着いた風情。本尊・聖観音立像は、創建時に奈良の長谷寺から譲り受けた奈良時代の作と伝わる。金銅仏としては東北最古級、奈良・初瀬小国の観音信仰がこの地まで伝えられていた証。
〒013-0051 秋田県横手市大屋新町字鬼嵐117
TEL:0182-33-5723
“仏教を広めるためには、神の助けを必要としたのではないだろうか。日本の神を経糸に、仏教を横糸にして織り上げたのが、いわゆる本地垂迹説。日本の自然が私に、そういうことを物語る。”吉野から美濃にひそむ邑沌が滲み出し、存分の気分になる本である。
白洲正子 講談社文芸文庫
Tags : 巨大なキリン秋田県秋田県立近代美術館秋田蘭画美術館
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