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和泉市久保惣記念美術館

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(国宝)青磁 鳳凰耳花生 銘 万声

(国宝)青磁 鳳凰耳花生 銘 万声東洋古美術を中心に年間6回の様々な企画展を開催する美術館。浮世絵版画や西洋近代美術、古地図も収蔵する。敷地内には、日本庭園・茶室と音楽ホールと創作教室を併設し、市の文化活動の拠点となっている。青磁 鳳凰耳花生, 霊泉を飲み青桐に止まるという瑞鳥が首につく。わずかに鉄分のある灰白色の磁胎に、粉青色の釉薬が厚くかかる南宋期の作品。かつて徳川将軍家、東福門院、後西天皇に伝わったことが知られる。

〒594-1156 大阪府和泉市内田町3丁目6番12号

TEL:0725-54-0001

東博百選

青磁茶碗 銘 馬蝗絆(バコウハン)三井高大寄贈
中国・南宋時代 13世紀 東京国立博物館蔵

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青磁茶碗 馬蝗絆

日本に伝わる青磁茶碗を代表する。 銘は、鎹(カスガイ)を馬の背の蝗(イナゴ)に見立て。 儒学者伊藤仁斎(ジンサイ 1627-1705)の息子、伊藤東涯(トウガイ 1670-1736)が著作した『馬蝗絆茶甌記(バコウハンサオウキ)』によると、この茶碗を所持する室町幕府8代将軍足利義政(1436-1490)が、ひび割れた茶碗の代品を中国・明に求める。しかしこれほど優れた品はもう作れないと、鉄のカスガイで修理の上、戻された名品。

青磁茶碗 馬蝗絆

畿内七道

国宝 飛青磁花生 龍泉窯青磁

大阪市立東洋陶磁美術館

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中国元時代の名品。飛青磁器表に鉄斑を散らし、青磁釉をかけ焼成。日本で「飛青磁」と呼ばれ珍重された。ほっそりした頸と豊かに膨らむ胴部が好対照の玉壺春といわれる元時代に流行した容姿が美しい。釉色は、南宋時代と違い、少し黄味が増す青磁、いわゆる天龍寺手と呼ばれるグループに近い。当作品は大阪鴻池家に伝来。

〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-26

TEL:06-6223-0055

千夜千冊

和漢朗詠集

和漢朗詠集平安時代、関白頼忠の子の藤原公任が娘の結婚の引出物として編集したアンソロジー。漢詩は適宜、朗詠しやすいような詩句だけ抽出し、白楽天や菅原道真が多く選ばれ、和歌では紀貫之など紫式部好みが選ばれる。和漢を並列し、王朝感覚をわかりやすく伝える。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

川口久雄 訳
講談社学術文庫

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