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大阪市立自然史博物館

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大阪市立自然史博物館

「琵琶湖とつながる偉大な湾が、統一国家を作る」—大阪湾は12,000年前、最後の氷河期を経て誕生。多くの生き物は、河からの栄養分を得て、浅い海底や泥地で成長。大阪平野は潟湖から作られた。紀元前3世紀から紀元3世紀の弥生時代の水田稲作は、湿地を水田に変え、統一国家、大和を作り上げた。当館は自然界の構造や諸関係について、「身近な自然」「地球と生命の歴史」「生命の進化」「自然のめぐみ」と題した常設展示室で紹介。潟は海が荒れれば塩分が高まり、雨水で甘くなる。ちぬ・クロダイなどの雑食性の魚の成育に適し、古代大阪平野は、ちぬの海と呼ばれていたことを知る。

ちぬの海憧憬

〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23

TEL:06-6697-6221

東博百選

鉄製鋲留(ビョウドメ)短甲(タンコウ/ミジカヨロイ)と小札(コザネ)鋲留眉庇付冑(マビサシツキカブト)
古墳時代 5−6世紀 東京国立博物館蔵

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ミジカヨロイは、古墳の副葬品で出土し、埴輪などにも見られるモノ。 四角や三角の鉄板や革などの素材を、人間のカラダに合うように加工するコザネは、連続させて頭や胴を守るように、板を合わせ鋲で留める。蝶番(チョウツガイ)で開閉式とする。腰の部分がくびれて現存するのは主に鉄製や金銅製。 同時期には、中国北方遊牧民の騎馬兵のヨロイとかさなる、肩から打ちかけて着用する、ウチカケヨロイ、挂甲(ケイコウけ)もある。 兜の上には、2つの半球形金具を筒状金具で接続。僧侶の使うホッス(払子)のような飾りがつけられた?

畿内七道

2つの宮殿

史跡 難波宮跡公園

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日本書紀にある難波宮は、大阪城の南、古代大阪・上町台地の北端にあった。中国式の礎石建、瓦葺屋根の聖武天皇の宮殿に対して、80年前の孝徳天皇の宮殿は、日本古来の、地面に掘立柱を立て、屋根は板葺または檜皮葺である。東西185m、南北200m以上の内裏、前左右に中国式八角形の楼閣状の建物があるものだった。

〒540-0006 大阪市中央区法円坂1

TEL:06-6943-6833 (大阪市文化財協会)

千夜千冊

王権の海

王権の海本書は国譲り神話を、日本列島に時代を継ぎ渡来した海人・アマの一族、アメノヒボコ集団とともに読み解く。出雲を治めたオオクニヌシ系は銅鐸を祭祀とし、新たに渡来したアメノヒボコ集団は鉄産の技能を持ち、鏡の祭祀力をもっていた。神武天皇一族と祟神天皇一族。日本の誕生にまつわる伝承は、海にはじまって大和をめざす。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

千田稔
角川選書

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