堺市の世界遺産登録される百舌鳥古墳群には、仁徳陵古墳に代表される巨大古墳が数多くある。当館は、「巨大古墳の時代」と、海外貿易で栄えた「自由都市堺の時代」を常設展示し、「古墳・仁徳陵」「自由都市堺」「堺の産業文化」「祈り・祭り」の四つのコーナーに仕立てて堺の歴史を紹介する。その他に特別展(年1回)企画展(年数回)なども開催している。
〒590-0802 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
TEL:072-245-6201
豊臣秀吉の小田原攻めに従った利休(1522-1591)が、伊豆・韮山(ニラヤマ)の竹を取り寄せ、陣中の茶会用に作る。子・小庵(ショウアン1546-1614)の土産とする。 高さ33.4cm、太さ10.6cm、真直ぐな竹。前面に花を生きる窓に、一重切れ込む簡素な花入。大津・園城寺「弁慶の引き摺り鐘」のように、表面に、ヒワレ(干割れ)がまたある。後に小庵が、竹の割れをかけて銘とする。
日本書紀にある難波宮は、大阪城の南、古代大阪・上町台地の北端にあった。中国式の礎石建、瓦葺屋根の聖武天皇の宮殿に対して、80年前の孝徳天皇の宮殿は、日本古来の、地面に掘立柱を立て、屋根は板葺または檜皮葺である。東西185m、南北200m以上の内裏、前左右に中国式八角形の楼閣状の建物があるものだった。
〒540-0006 大阪市中央区法円坂1
TEL:06-6943-6833 (大阪市文化財協会)
本書は秀吉の猛然たる執念の起源を捉え、利休の末子に紀三郎を創造的に設定し、秀吉の愛憎半ばの癇気と情気をぶつけられ、その本質を見通すようになったかもしれない利休を対比的に描く。利休が弟子の山上宗二の無惨な死をきっかけに、秀吉への抵抗に追いこまれていく様子を日本文学最高の格調で、77〜78歳の著者が描く。
野上弥生子 中央公論社
Tags : 博物館堺市博物館大阪府
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment