当館は大阪樟蔭女子大学小阪キャンパス内にある。田辺は同大学の前身樟蔭女子専門学校の卒業生。90周年事業の一環で2007年に開館。館内は、260 冊以上の単行本装幀を一覧する文学ウォール、田辺が少女時代に編集した回覧雑誌や直筆原稿、芥川賞正賞時計、ドレスや帽子・夜会バッグ、人形・ぬいぐるみを展示。
〒577-8550 大阪府東大阪市菱屋西4-2-26 大阪樟蔭女子大学図書館内
TEL:06-6723-8182
「浮世絵の祖」菱川師宣(1618?-1694)、版画ではなく、筆で描く浮世絵。 「菱川様(ヒシカワヨウ)の吾妻俤(アズマオモカゲ)」(『虚栗』)と讃えられた、江戸オリジナルの様式美、美人の立ち姿、その一人立ち。モロノブの名作。 歩みの途中でふと振り返る、その一瞬を描く。その先には?
派手な衣装で難波の太夫女形として名を挙げた上方歌舞伎の名跡、二代目中村富十郎を描く作品。肉筆の浮世絵は桃山時代、上方で生まれ町衆に育まれた。一方、木版画(錦絵)は江戸の庶民に広まり上方へ押し寄せる。上方浮世絵の大半は役者絵で、写実的な線の描写で視線が強い。上方浮世絵館でその強い眼差しが実感できる。
〒542-0076 大阪市中央区難波1-6-4
TEL:06-6211-0303
西鶴自身あるいは友人の西吟は、『好色一代男』を「転合書」と呼んでいた。転合とは「ふざける」「おかしい」「変な」「ざれごと」といった意味であるが、文字通り「転じて合わせる」ということでもあって、西鶴はこの世之介の物語を源氏五四帖に見立てる。
井原西鶴 岩波文庫
Tags : 大阪府田辺聖子文学館
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