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平家屋敷民俗資料館

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吉野川と祖谷川の間にある三好市重要有形文化財の当館は、平家の都落ちでは安徳帝と共に屋島に逃げるが、平家滅亡後、残党と共に祖谷に入山した堀川内記を紹介。安徳帝は平清盛息女・建礼門院徳子が母で、内記は平家一門が擁立した安徳帝の御典医として宮中に仕えた。都と全く異なる厳しい自然環境を乗り越えられたのは、内記のしなやかな見識による。
—当館は、現在内記の本家、西岡家が運営する。

堀川内記

〒778-0105 徳島県三好市西祖谷山東西岡46

TEL:0883-84-1408

東博百選

扇面(センメン)法華経冊子
平安時代 12世紀 東京国立博物館蔵

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扇面法華経冊子

扇の形の紙を冊子にし、法華経の守護神を平安貴族女性の姿にし、貴族や庶民の暮らしを描く。法華経10巻などを書き写す当作品は、この時代に慈しみ楽しまれた紙扇の絵の様式を伝える唯一の遺品。 雁皮(ガンピ)を原料として、光沢があ理、滑らかな上質の鳥の子紙(トリノコガミ)に、雲母(ウンモ、キラ)の粉を、地塗りして、薄く延ばした金・銀の切箔(キリハク)を散らす。月夜に、絵柄を透かして煌(キラメ)く。

畿内七道

心字池

寂光院

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京都大原に佇む当院で、平清盛の息女・建礼門院徳子は、遠く壇ノ浦で滅亡した平家一門と、我が子安徳天皇の菩提を弔い、終生をこの地で過ごす。天台宗尼寺である当院は、もとは594年聖徳太子が御父を弔うため建立。本堂前西側には、「平家物語」にも描かれた心字池。千年の姫小松や汀の桜、苔むした石が心を静ませる。

〒601-1248 京都市左京区大原草生676

TEL:075-744-3341

千夜千冊

絹と明察

1954(昭和29)年に実際に起きた滋賀の近江絹糸の労働争議をモデルにした小説。家族主義を標榜するワンマン社長に対し起こさされる労働争議。父親と息子、絹=日本的なものと明察=東洋的、西洋的な見識を対称し、「土着の心情」の価値や意味を提示する。そして絹のワンマン社長が、最後は明察に達するどんでん返し。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

三島由紀夫
新潮文庫

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