天神絵巻に描かれる防府天満宮のはじまり。903(延喜3)年、菅原道真公が太宰府で没した際、海上に光明があらわれ、酒垂山に瑞雲がたちこめたという。翌年道真公の霊を祀った松ケ崎の社を建立し、やがて山は天神山とよばれる。当山は飾りのついた刀の柄、環頭大刀柄頭が出土し、古代の遺跡が多く古くからの聖地を示す。
〒747-0029 山口県防府市松崎町14-1
TEL:0835-23-7700
透し彫りの悪霊防御のカエン(火焔)紋の内に、透し彫りの絡み合った2頭の龍。半球の飾り金具を付けた蛇行する金具。薄い金板を連ねて垂らす飾りホヨウ(歩揺)が、帽子や透し彫りの縁に多く付く。また歩くと、きらきらと輝く。 ともに出土した素環頭(ソカントウ)大刀の環頭部分の外周、帯の金具—四角の帯留め、カ帯(カタイ)金具、鏡のように平らな、鏡板にも龍の文様が施される。
南蛮屏風。左隻に異国を出港する南蛮船が日本に到着する様子、右隻には上陸したカピタン一行を宣教師が出迎える様子と貿易品を扱う唐物屋とその奥に南蛮寺が描かれる。南蛮貿易の実情を表す。当館は堺の1500年を総観する。
〒590-0802 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内
TEL:072-245-6201
本書が紹介する加耶の諸国は、現在の釜山がある朝鮮半島南部にあった。日本の志賀島に後漢光武帝の金印が届く1世紀に誕生。倭国は交易と鉄を求め加耶諸国と交流し、日本の「謎の4世紀」には、釜山・対馬・北九州を船団が極めて密接に行き交う。加耶を通じ百済・倭国は複合的な関係を築き、7世紀白村江の戦いへもつながる。
田中俊明 山川出版社
Tags : 天神山公園山口県防府天満宮
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