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和歌山城

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和歌山城

虎伏山の空高く雄姿を誇る当城は国宝。築城は秀吉の弟秀長、後に徳川御三家の居城として家康の第十男頼宣が入城し、250年に渡る西国第一の要衝となる。城の北西麓に頼宣造営の紅葉渓庭園がある。傾斜地を活用し二段の池や滝を設け、内堀に池亭「鳶魚閣」(えんぎょかく)を配す。江戸時代、茶室等を置く庭園を城内に造るのはめずらしい。

紅葉渓庭園

〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁3番地

TEL:073-435-1044 (和歌山市 和歌山城整備企画課)

東博百選

樫鳥糸(カシドリイト)肩赤威(カタアカオドシ)胴丸 秋田一季氏寄贈
室町時代 15世紀 東京国立博物館蔵

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樫鳥糸肩赤威胴丸

兜は、花弁を縁取る色のように、金メッキで筋飾り、総覆輪(フクリン)の四十八間の筋鉢で、その正面の神仏の守護を得るその前立は、鍬形(クワガタ)と日輪をデザイン。 胴体を囲い、右脇で引き合わす鎧の胴丸は、黒漆を塗った小さな鉄板を、紺糸に紅染めの赤糸を、斜めに打ち込む組み糸(樫鳥)で、とじ連ねる(威)、 大袖の上段、肩の部分は、赤糸で威す。 首から襟(エリ)を守るシコロの両側が外に反理、矢の攻撃を防ぐ吹返(フキカエシ)をはじめ胸板などに、藻の文様の中に獅子や蝶を型染めした、室町時代からの図柄の正平韋(ショウヘイガワ)といわれる、なめしの染韋(ソメカワ)を用いる。 胴に、兜と袖を配する胴丸の代表的な名品。

畿内七道

御三家寄書 梅の画賛 徳川光義、光貞、光圀筆

徳川ミュージアム

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家康の孫の世代、尾張光義、紀州光貞、水戸光圀が幼少の頃、江戸城登城の際に寄せ書いた梅の画賛。梅は、中国・六朝文化西晋の武帝の故事から好文木といわれ学問に親しむ象徴だった。当館は、徳川家康の遺品、駿府御分物(すんぷおわけもの)を中心に円山応挙、狩野探幽らの絵画、水戸藩に伝わる約3万点の什宝を所蔵する。

〒310-0912 茨城県水戸市見川1-1215-1

TEL:029-241-2721

千夜千冊

源氏と日本国王

源氏と日本国王姓と苗字は歴史的に別のもの。姓は同祖の氏のランク付けをあらわすカバネ、苗字は私称。源氏は、源氏姓を統轄する長者を表し、武家の棟梁となった頼朝より将軍の系譜となる。そして明より日本国王に封ぜられた足利義満以来、将軍が国王となる。本書は、徳川家は源氏長者と将軍になることで、実質の国王を誇示しえたと語る。

文責:旅鶴編集室

千夜千冊

岡野友彦
講談社現代新書

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