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善通寺・宝物館

当寺は、弘法大師空海の誕生地に建つ。大同２（８０７）年に空海が父佐伯直田公の寄進した土地に自ら建立した。境内には、江戸時代再建の金堂や高さ４３mの五重塔、秘仏瞬目大師画像を奉安する御影堂などが立ち並ぶ。宝物館は、国宝２点、重要文化財３点を含む約２万点を所蔵し、その一部を展示公開している。

金銅錫杖頭、一字一仏法華経序品（原品・原本は非公開）こんどうしゃくじょうとう、いちじいちぶつほけきょうじょぼん

〒765-8506　香川県善通寺市善通寺町3-3-1

TEL：0877-62-0111

東博百選

金銅八仏種子五鈷鈴（ハチブツシュシゴコレイ）
平安時代　１２世紀　東京国立博物館蔵

金銅八仏種子五鈷鈴

密教（ミッキョウ、秘密仏教）儀式の仏具で、大いなる存在を、目覚めさせ、喜ばすための鈴。神秘的な渦巻きの文様はじめ、いつくもの帯状の文様が側面をめぐる。知恵の世界、金剛界と慈悲の世界、胎蔵界のそれぞれ四仏の仏を象徴する神聖なる文字、インドの梵字（ボンジ）をあわわす種子（シュジ）が、花の優雅な文様を伴い現れる。優美な姿と豊かで精緻な装飾が調和。高い格調を造形する。