安藤忠雄設計の当館は瀬戸内海を望む高台に建ち、大きな開口部から島の自然を内部へと導き入れる構造。島へ作家を招聘し制作された作品は、あるものは建築空間を取り込み、あるものは建物を飛び出し海岸や林の中に、直島だけの「サイトスペシフィック・ワーク」として永久展示。
〒761-3110 香川県香川郡直島町850-2
TEL:087-892-3223
1853年、ペリーの黒船来航。 広重が死の直前まで制作した代表作。近景、遠景の何気ない江戸の風景を、 フカン、チョウカンの視点を駆使して斬新な構図。多版刷りの技術も工夫を重ねて風景浮世絵としての完成度は随一。 広重は来たる時代を感じ、日本の情愛ある美しさを保全した。
当館は、第2次大戦でフランス国有財産となった松方コレクションが寄贈返還されるにあたり、昭和34(1960)年に設立。設計は近代建築の巨匠ル・コルビュジエに依頼。コルビュジエの提案は、無限成長し続ける美術館だった。それを実現する建築は、構造上、床・柱・階段を重視し、伝統から切り離された合理性をモットーとする。
作者椹木には、前衛とナショナリズムとを、また芸術と犯罪とを、同じロゴスで語れている感覚が批評的にあるかもしれない。またこれは単なる印象を言うにすぎないが、こうした視点にかかわらず椹木にはなんだか「古風」や「風儀」を読みとる能力が生きている。
椹木野衣 新潮社
Tags : ベネッセハウス香川県
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