当館は400年の歴史を持つ萩焼や関連陶芸作品を紹介し、萩市出身の浦上氏寄贈の浮世絵版画と東洋陶磁器を所蔵の中核とする。当品の黒象嵌の立菊文は非常に繊細で、太い白象嵌で上に木葉状文様、下に雷文帯が巡る。肩が張り腰をすぼめた瓶子型、広い口が付き肩に小さい四耳を持つ。12世紀、高麗朝鮮の緻密で華麗な象嵌青磁。
〒758-0074 山口県萩市平安古586-1
TEL:0838-24-2400
日本に伝わる青磁茶碗を代表する。 銘は、鎹(カスガイ)を馬の背の蝗(イナゴ)に見立て。 儒学者伊藤仁斎(ジンサイ 1627-1705)の息子、伊藤東涯(トウガイ 1670-1736)が著作した『馬蝗絆茶甌記(バコウハンサオウキ)』によると、この茶碗を所持する室町幕府8代将軍足利義政(1436-1490)が、ひび割れた茶碗の代品を中国・明に求める。しかしこれほど優れた品はもう作れないと、鉄のカスガイで修理の上、戻された名品。
堀内は旧萩城三の丸にあたり、萩藩祖 毛利輝元(もうりてるもと)が慶長9年(1604)に指月山の麓に4年がかりで萩城を築城し、町割をおこなったことに始まる。堀内には、藩の諸役所と、毛利一門をはじめとする大身の武家屋敷が建ち並んでいた。近世城下町の武家屋敷としての地割が今もよく残り、石垣や土塀越しに見える夏みかんとともに歴史的風致を形成している。
〒758-0057 山口県萩市大字堀内
TEL:0838-25-1750 (萩市観光協会)
本書は秀吉の猛然たる執念の起源を捉え、利休の末子に紀三郎を創造的に設定し、秀吉の愛憎半ばの癇気と情気をぶつけられ、その本質を見通すようになったかもしれない利休を対比的に描く。利休が弟子の山上宗二の無惨な死をきっかけに、秀吉への抵抗に追いこまれていく様子を日本文学最高の格調で、77〜78歳の著者が描く。
野上弥生子 中央公論社
Tags : 山口県山口県立萩美術館浦上記念館美術館萩
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