龍源寺間歩は、江戸時代の中頃に開発された代官所直営の坑道。全長約600mの内、157mが一般に公開される。その壁面には、当時のノミの跡がそのまま残る。石見銀山は、明治に近代採掘工法が入る前にその歴史を終えて、近世の工法がそのまま目に見える。自然と共生する開発の歴史。それがまさに世界遺産の価値である。
〒694-0305 島根県大田市大森町ニ183
TEL:0854-88-9950 (大田市観光協会)
袈裟などの衣類を運ぶ箱。仙人が金・銀の宮殿に住むと、古代中国で言われた東の海に現れる島、蓬莱山を長寿の亀や鶴と描く。 蓋(フタ)のような形のため、別の箱の身と組み合わされた。 しかし側面の松喰鶴(マツクイヅル)の向きから、もともとは単独で、衣服を入れる広蓋(ヒロブタ)や髪道具など一時入れる乱箱(ミダレバコ)のように衣類等を整理・運ぶためのものと推定される。 金粉を蒔いた後に、絵を研ぎ出す技法、研出蒔絵を、疎と密に使い分け、表現する幻想性。平安時代後期の蒔絵の名品。
当館は、太平洋戦争末期に貨幣収集界の第一人者、田中啓文氏の収集品「銭幣館コレクション」を譲り受け、引き続き収集を重ね、東洋貨幣に関して世界的に充実した貨幣コレクションを有する。銭幣館コレクションは、和銅開放、天正大判、寛永通宝、藩札の日本貨幣、中国・朝鮮・ベトナム・タイの東アジア貨幣等で構成される。
〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町1-3-1 日本銀行分館内
TEL:03-3277-3037
徳川幕府第六代将軍家宣に仕えた新井白石は、進取の気性をもち元禄バブルの崩壊後の国の設計に取り組む。将軍の対外称号を「大君」から「国王」への変更、朝鮮使節の待遇改善などを処理し、金銀の海外流失や貿易の節度に関心をもち、貨幣主義と貿易不要論を貫く。本書は白石の人生の苦節と幕政改革の工夫と苦労を語る自伝。
新井白石 中公文庫
Tags : 島根県石見銀山龍源寺間歩
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