- 双六古墳 金銅製単鳳環頭大刀柄頭
- 当品は大刀の柄の先端部に2匹の龍が交差し、環状内部に珠をくわえて横を向く鳳凰が入る装飾。韓国の古墳か... 続きを読む
- 三人童女 埴輪 綿貫観音山古墳出土副葬品
- 当財は、人物埴輪群の埴輪で、ほかの女子像より小さい埴輪。両手を胸の前であわせ、指先はすべて弾くように... 続きを読む
当館は国指定特別史跡・原の辻遺跡を一望する小高い丘に建つ。原の辻遺跡をはじめ、島内から出土した貴重な資料を約2000点展示。 「3世紀中国の歴史書に登場するクニ、一支国の王都」—日本を伝える最古の記録、中国の3世紀の地理・習俗書、「魏志倭人伝」。壱岐のクニの詳細な説明がある。壱岐のクニの王都、原の辻遺跡で発掘された鏡、刀、宝石の宝物遺物がここに集合する。南北17km東西15kmの壱岐島は、九州と対馬の中間の玄界灘にある。当館は大陸系の品が多い出土物を展示し、「魏志倭人伝」で唯一場所が特定される王都を紹介する。
〒811-5322 長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515-1
TEL:0920-45-2731
乳(ニュウ)は鏡の裏面(背面)のトッキ。トッキをに尾があるものは、獣の形が変形したもの。ニュウをめぐりトグロを巻く龍の長くのびた胴の上に、神像と口に棒状のものをくわえた小獣の形をレイアウト。内円に神像と神獣、外円に飛び回る鳥、走り回る獣が、デザインされる中国の神獣鏡。 その中国の鏡を模倣して作られた鏡(倣製鏡、ホウセイキョウ)。ダリュウは、ワニをモチーフにする。内円は、神像ととぐろを巻く龍が頭を共有し、外円は、僧侶の使うホッス(払子)のように変形する。 ホウセイキョウとして、デザインは精密、鋳上(イアガ)りは上々。 —2世紀末頃北部九州の銅矛(ホコ)、畿内・東海地方の銅鐸が姿を消し、群像を描いた画文帯をめぐらせ、 図像を浮彫し、細い線を使い細密な表現が特徴の画文帯神獣鏡が現れた。