お知らせ：当サイトは2023年3月をもちまして、情報の更新及びお問い合わせ対応を休止しております。

西海国立公園九十九島

佐世保港の外側から北25kmにわたり島々が点在し連なるリアス式海岸の群島。ほとんどが無人島で島の総数は現在公式には208。そこに、200年以上隠れキリシタンが住んだ黒島が浮かぶ。無人島に上陸したりや景観を船上から眺め楽しめられる。そして景観に、司祭・神父なしに信仰を守り、不条理に耐えた隠れキリシタンの歴史を重ねと、日本の近世を実感する。

九十九島遊覧船パールクィーン

長崎県佐世保市

TEL：0956-28-4187 (させぼパール・シー株式会社)

東博百選

黒田清輝　「読書」
明治２４（1891）年　東京国立博物館蔵

読書　黒田清輝

薩摩藩士の子供に生まれ、欧州で学んだ豊かな光の表現を特色とする「外光派」の旗手として、明治時代の洋画界をリードした黒田が、パリ・サロンに初めて入賞した作品。パリ南東66kmにある小村グレー・シュル・ロワンで描く。鎧戸（ヨロイド）から射し込む陽光が、下宿先の娘マリアの顔を、柔らかに包み込み、色白の肌を照らす。黒田は画面左側に、漢字で筆を入れる。マリアへの想いも語られる。

畿内七道

天正遣欧少年使節副使・中浦ジュリアンのローマへの手紙

日本二十六聖人記念館

1582年ローマに派遣された少年使節の中浦ジュリアン神父が1621年、ローマの古い知人に宛てた手紙。「信仰のために起こり得る全ての迫害に一身を投じる人々と共に」と書かれる。帰国前の1587年、秀吉の宣教師退去令、1614年、家康のキリシタン教禁止令。1633年、地下活動を22年続けた中浦神父、長崎に殉教。