「ホタルの里」の小野川温泉は、古来神の山と信仰された飯富山から流れ、最上川源流のひとつ鬼面川につながる大樽川沿いにある。自然発生するゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルの三種類が鑑賞できる稀な池。当地の名は出羽郡司の娘といわれる歌人小野小町に由来する。乱舞する蛍のその輝きは、また王朝浪漫を漂わせる。
山形県米沢市小野川
0238-32-2740(小野川温泉観光協議会)
青いモノクロ表現、染付(ソメツケ)で、藤棚の竹を描き、画面の全体を引き締め、赤い輪郭だけで素地の白さを花の白とし、赤い細線でやわらかい藤の蔓(ツル)を描く。 ソメツケの太い濃筆(ダミ)で、背景のビーチのような源氏雲を、落ち着かせる。 直径1尺(30cm)の丸皿、尺皿の外に強く湾曲する画面を使い切り、そこでしか描けないレイアウト・デザインをする色鍋島の代表作。
江戸時代、酒田は、本間家などの豪商が三十六人衆という自治組織で運営された。そして西の堺・東の酒田と称される。当美術館は、数多く所蔵される近世の古美術、また柱には檜の四方柾など京風の精緻な造りの別荘「清遠閣」や、鳥海山を借景にする回遊式庭園「鶴舞園」を有する。さらに北前船で繁栄した湊町酒田の歴史も紹介する。
〒998-0024 山形県酒田市御成町7-7
TEL:0234-24-4311
「小野小町が気位の極めて高い女であって、殊に操が正しく、自分へ接近を求むる男子達を一々体よく払い退けたことは最早疑う余地がありません。」大正デモクラシー先駆者の著者が、小町の恋人は正良(まさら)親王、のちの仁明(にんみょう)天皇(810-850)や、藤原一族による小町落としの陰謀の推理で、後世の「小町の色好み」の誤解を斬る。
黒岩涙香 現代教養文庫
Tags : 小野川山形県最上川
Your email address will not be published. Required fields are marked *
Name *
Email *
Website
Comment